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自家製 文章読本 の商品レビュー

3.7

21件のお客様レビュー

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井上ひさし流の文章作…

井上ひさし流の文章作法を説いた作品。独特の視点から捉えられていて興味深いです。

文庫OFF

2023/03/04

フォロワーさんが読んでらしたので、気になって手に取りました。三島由紀夫、谷崎潤一郎の文章読本を批判しながら、より「文章」の根源的な部分に迫る。三島と谷崎の文章読本は以前読んだことがあるけれど、それらに比べて本書の方がより説得力を感じることが多く、勉強になった。これを機に三島や谷崎...

フォロワーさんが読んでらしたので、気になって手に取りました。三島由紀夫、谷崎潤一郎の文章読本を批判しながら、より「文章」の根源的な部分に迫る。三島と谷崎の文章読本は以前読んだことがあるけれど、それらに比べて本書の方がより説得力を感じることが多く、勉強になった。これを機に三島や谷崎の文章読本を再読したい。

Posted byブクログ

2021/09/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

とんでもないものを読んでしまった。読んだあとでは読書感想が書けませぬ。というわけにはいきませぬ。 読んでいるうちはおもしろくてうんうんと能天気だったけどな~。 もう20年前に書かれたものだから、ネット社会には対応していないだろうが、文章は文章。 ようするに「良い文章を書くには良い文章をたくさん読みなさい」 なあんだ! いえいえうそ。文章の読み方、書き方、井上ひさし流のユーモアと博識に裏打ちされ分析されていておもしろく、読んだら文章がうまくなること請け合いの読本であった。 が、私に適応したかどうかは今後を待たねばわからない。

Posted byブクログ

2021/06/09

文章読本として三島丸谷はじめこき下ろしてるくせにその実用性は足元にも及ばないという感想を見受けたが、そもそも井上ひさしは文章読本など書く気はまるでなく、文芸作品として他の文章読本をいじり倒し、茶化し、弄び。そしてそれらを書いた作家たちを最大限にリスペクトを現してしているのだ。特に...

文章読本として三島丸谷はじめこき下ろしてるくせにその実用性は足元にも及ばないという感想を見受けたが、そもそも井上ひさしは文章読本など書く気はまるでなく、文芸作品として他の文章読本をいじり倒し、茶化し、弄び。そしてそれらを書いた作家たちを最大限にリスペクトを現してしているのだ。特に丸谷才一版の多岐にわたる引用をパロディにして、その上で既存の文章読本に内容をなぞらえて新解釈を加える力業。エッセイというよりも読み物としてとてもスリリングだ。

Posted byブクログ

2019/01/20

20年ほど前、学生の時分に一度読んでいるはずなんだけど、こんな本だったっけ、という印象… もっとさくさく読める感じのイメージだったのだけど、自分の読解力が落ちているのかもしれない>

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2018/11/13

「巧い」文章を書くためには、書き続けるしかない、と思う。 文章を書くというのは、先ず書き始め、そして、書き上げなければならない。 その繰り返しが、「書く技術」を向上させるのだと思っている。 要はスポーツと同じで、反復練習ということ。 もちろん、反復する行為は、効果的な「お手本」を...

「巧い」文章を書くためには、書き続けるしかない、と思う。 文章を書くというのは、先ず書き始め、そして、書き上げなければならない。 その繰り返しが、「書く技術」を向上させるのだと思っている。 要はスポーツと同じで、反復練習ということ。 もちろん、反復する行為は、効果的な「お手本」を据えることが重要だけど。 これもスポーツと同じ。間違ったフォームで反復練習しても、向上はまず無い。 とまあ、どうでもいい持論から始めてみました。 本書には、「正しいフォーム」が幾つも提示されていると感じたからです。 しかしながら、フォームを知ったからと言って、向上に繋がるわけでもない。 そのことを稚拙な文章で書いてみよう、と思った次第でした。 本書は、文章そのものの面白さを知ることが出来る一冊です。 いろいろな表現や手法、類型化や主義主張が盛り沢山。 「日本語による表現」というものを改めて考えてみる切っ掛けになると思います。

Posted byブクログ

2015/07/02

想像していたよりも難しい内容だった。 「文章読本」は、谷崎、三島、丸谷など大家が著しておられる。本書井上本はそれらも引用しながら展開されてゆく。 しかし文章の形態を定義づけたり、日本語との関連、そして書き手側と読み手側の違い……。 このような本を書ける作家は、文章や日本語を本当に...

想像していたよりも難しい内容だった。 「文章読本」は、谷崎、三島、丸谷など大家が著しておられる。本書井上本はそれらも引用しながら展開されてゆく。 しかし文章の形態を定義づけたり、日本語との関連、そして書き手側と読み手側の違い……。 このような本を書ける作家は、文章や日本語を本当に真面目に考えているということがよく分かる。 数ある「文章読本」だが、きっとどれも素晴らしいものなのだろう。

Posted byブクログ

2015/03/06

井上ひさしの文章論。 どんなものかと読んでみたけれど、古い作品の引用が多く、よくわからなかった。 上級者向けというのかな? とにかく、文章力の向上に役立てたいと気軽に読む話ではない。

Posted byブクログ

2015/06/11

烏兎の庭 第一部 雑記 10.22.03 http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto01/diary/d0310.html#1022

Posted byブクログ

2014/01/25

話すように書け、透明な文章がよい、オノマトペは使うな・・・などなどの、文章法の「常識」に次々と疑問が投げかけられる。 代々の文豪や学者の言説が、一つ一つ取り上げられ、検討されていく。 猛烈な勉強に裏付けられているため、議論に迫力がある。

Posted byブクログ