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母なる夜 ハヤカワ文庫SF
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房/ |
| 発売年月日 | 1987/01/13 |
| JAN | 9784150107000 |
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母なる夜
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商品レビュー
4.5
14件のお客様レビュー
戦争に巻き込まれた一人の男の悲しい物語だが、ヴォネガット特有のユーモアも相まってとても優しい語り口になっている。 従軍して地獄を経験したヴォネガットの思いがストレートに込められている作品で、SF色はない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
レーベルはSFだけどSFではないんだよね… ある種問題作かもしれません。 (まあ仮の人物としてがSFか?) 一人の二重スパイがこの状況にまで 至るまでのお話。 結局言ってしまえば、 戦争というものは様々な憎しみの種を植え付け どこまでも暴走していくということ。 まあそれでもこのキャンベルは うまく立ち回ったとは思うのよ。 じゃなきゃ最初につかまった時点で とっくに絞首刑になっているので。 そして一時の幸せであろう生活までもが 途中で暗転してしまう恐ろしさ。 それが彼にとっての「報い」だったのかもしれません。 結局は彼は望んで 延長されていた罪を受けることになります。 そうなるとどんなにすごい人でも あっという間に牙をむいてくるということ。 それはズッ友と信じていた人まで。 戦争はむごい。
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アメリカのスパイとしてナチスドイツに仕えた男が、戦中・戦後の出来事について綴った手記という形をとっている。一人称でありながら、心情はとてもドライに描かれる。ハードボイルド的といっても良いかもしれない。彼はユダヤ人迫害の正当性など何一つ信じていないのに——彼自身が言うところの分裂症...
アメリカのスパイとしてナチスドイツに仕えた男が、戦中・戦後の出来事について綴った手記という形をとっている。一人称でありながら、心情はとてもドライに描かれる。ハードボイルド的といっても良いかもしれない。彼はユダヤ人迫害の正当性など何一つ信じていないのに——彼自身が言うところの分裂症的に——表向きは完璧にナチスの手助けを続ける。生き延びるために罪を背負わざるを得ない、このような人物を一体どう捉えればよいのだろう。どこまでも辛い物語だが語り方には優しいまなざしが感じられ、そのギャップが強く印象に残る作品だった。
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