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へそ曲り官僚ひとり言
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へそ曲り官僚ひとり言

柴田護【著】

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へそ曲り官僚ひとり言

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 時事通信社/
発売年月日 1987/08/15
JAN 9784788787278

へそ曲り官僚ひとり言

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2015/02/01
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硬骨官僚の柔軟思考のすすめ ことし地方自治法は制定40周年を迎える。今日の地方自治制度の土台づくりに若き情熱を燃やし、その育成に粉骨砕身してきた元自治省事務次官が21世紀を担う人たちに送る、厳しく愛情に溢れた豊かなことばの数々。(1987年刊) ・序に代えて ・第Ⅰ章 或る官僚の昔語り ・第Ⅱ章 時ありて想う ・第Ⅲ章 人生皆是師 ・第Ⅳ章 後に続く人たちへ ・第Ⅴ章 対談・これからの日本と公務員 ・あとがき 著者は、東京帝国大学卒業後、内務省入省、出征、戦後、自治事務次官、本州四国連絡橋公団副総裁、阪神高速道路公団理事長、公営企業金融公庫総裁などを歴任する。本書は、官僚時代から公団時代を振り返ったものである。 雑誌や新聞に連載したコラムが元になっており、ひとつの記事はさほど長くはない。ゆえに、内容も薄味なのは残念なところである。 いくつか気になった点を備忘的に記す 兵役の話p74で、現職在職のまま応召された話がある。この場合、役所の月給から軍隊からの給料支給額を差し引いたものが、留守宅渡しとして家に送られていたという。米の配給の話もある。市町村を転出すると配給が止められ、転入先の市町村で配給を受ける仕組みだったという。(この間、無配給となる) 入山税の話p130、自治省の財政局長の頃、入山税を構想したことがあるそうであるが、山岳会から反対の批判を受けたという。著者も登山者の一人というが、「特殊の趣味で山に行く人間が万一かけるかもしれない第三者への迷惑に対して万全の準備をするのは当たり前」であり「余暇や趣味に属する活動で危険に直面し、第三者の力を借りたときは、その費用は当人たちが別途償うのは当然」で「これを租税で賄うことは、明らかにいきすぎであり、まじめに納税する人間としては、迷惑千万であり反対である」という。今日、山岳救助の費用負担の問題や、入残税(入山料)議論をみると、古くて新しい問題であることがわかる。 その他、内務官僚気質が窺える思い出や、世相を反映した回想があり貴重な証言と言える。

Posted by ブクログ

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