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謡曲を読む 朝日選書332
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 朝日新聞社/ |
| 発売年月日 | 1987/06/20 |
| JAN | 9784022594327 |
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謡曲を読む 田代慶一郎 朝日選書 謡曲を能から離れて詩として読むと共に その歴史的な背景にも踏み込む文学論 ギリシャ悲劇やシェイクスピアを 文学としてたのしむ風習が西洋にはあるが ニホンでは音楽劇の一部として 全体をたのしむ文化を大事にしてきた この点に触れるならば 一成神に...
謡曲を読む 田代慶一郎 朝日選書 謡曲を能から離れて詩として読むと共に その歴史的な背景にも踏み込む文学論 ギリシャ悲劇やシェイクスピアを 文学としてたのしむ風習が西洋にはあるが ニホンでは音楽劇の一部として 全体をたのしむ文化を大事にしてきた この点に触れるならば 一成神に従う西洋文化&文明の歴史と 多様性を基本とする全体感からなる 東洋的文化のちがいから語らなければ 本質に辿りつけないと思うけれども 面白い試みであることに違いない 題材には熊野=ゆやと景清=かげきよと蝉丸=せみまる という異色の三曲を取り上げている 例えば 熊野は平宗盛に見初められて東国から 囲われものとなった熊野という女の暇乞いに関する 心の揺れを描いた物語で 嫉妬モノの多い能の中で異色な存在である 景清は能独特の切り口で 他の武勇伝を描いた歌舞伎などと一味違い 九州に流された景清を慕って名古屋から訪ねて来た 親子の対面と別れの話 蝉丸は価値の転換を見せる思想劇 出だしの三行の75・74音節による次第で 舞台の始まりや場面の転換や切り替えを促す舞台装置 次第の言葉は曖昧であり先の見えないまま 創世のリズム・世界誕生のリズムで場を共有する
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