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トペトロとの50年 ラバウル従軍後記 中公文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2002/07/25 |
JAN | 9784122040588 |
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トペトロとの50年
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商品レビュー
3
5件のお客様レビュー
水木さんが戦争中、ラバウルのジャングルで死にかけたとき、助けてもらった現地人トペトロさんとの50年にわたる友情の物語。トペトロは表紙の精霊のことじゃないよ。水木さんの天然ぶりとトペトロさんのおおらかさが、なんだか和やかでいい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
装いは軽めの読み物だが、意外と重要な作品。 というのも、本書の半分は戦後の戦争後遺症の日々を(空漠とした日にもスケッチを。しかも女性をたくさん!)、さらに半分はトペトロの死に際しての思いを、書いている。 もう時間がないということを何度も。 哀切。 1995年の単行本なので、その後20年は生きるのだけれど、それでも哀切であることに変わりない。 そしていま読めば、水木の南方病が、先進国の傲慢と重なったり、ズレたりしている……その視点も持っておきたい。 「鬼太郎たちは実はいわば、トペトロたちなのだ(あまり大きな声では言えないが)。/どこかなんとなく”違った”人々。/しかも温かい。鬼太郎を守る側の一団のお化けたちはトライ族の方々に近いのだ。」
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水木ワールド全開!でも、文体はほかの作品に比べるとおとなしめかもしれない。このような経験をしたからこそ、多くのいい作品を生めたのだと再認識。
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