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現代日本文学「盗作疑惑」の研究 「禁断の木の実」を食べた文豪たち
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現代日本文学「盗作疑惑」の研究 「禁断の木の実」を食べた文豪たち

竹山哲(著者)

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現代日本文学「盗作疑惑」の研究 「禁断の木の実」を食べた文豪たち

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 PHP研究所
発売年月日 2002/04/30
JAN 9784569621500

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現代日本文学「盗作疑惑」の研究

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2012/09/08

積読消化のため、ざっと内容に目を通しました。出版された当時(2002年)は類書が殆どなかったと思いますが、現在は「パクリ問題」がいろいろ取り沙汰されているので、それほど新しい内容ではないかも。 ★2つの理由は、「パクリ」と「パクラレ」の比較がレイアウト的に見辛いのと、著者独自の...

積読消化のため、ざっと内容に目を通しました。出版された当時(2002年)は類書が殆どなかったと思いますが、現在は「パクリ問題」がいろいろ取り沙汰されているので、それほど新しい内容ではないかも。 ★2つの理由は、「パクリ」と「パクラレ」の比較がレイアウト的に見辛いのと、著者独自の調査内容が意外に少ないこと。アクセス困難な資料があるのはわかりますが、だからといって他人の研究を孫引きして済ませるのはちょっとどうかと……出典を明記した引用なので、これはパクリではありませんけど。

Posted by ブクログ

2010/12/03

 モチーフや素材が借り物だからといって、その作品の創作性を一概に否定していいものだろうか? そこがちょっと疑問。著者は、田山や鴎外、井伏、太宰らの作品のいくつかを、素材を「リライト」したもので「創作性が低い」と結論付けているが、文学というか作品はそんなに単純なものではないだろう。...

 モチーフや素材が借り物だからといって、その作品の創作性を一概に否定していいものだろうか? そこがちょっと疑問。著者は、田山や鴎外、井伏、太宰らの作品のいくつかを、素材を「リライト」したもので「創作性が低い」と結論付けているが、文学というか作品はそんなに単純なものではないだろう。そこにはあきらかに文体という要素もあるし、内容がまったく他人のフンドシでも、「文」で十分に読みごたえはある。それが、本を読む愉しみではないのか? 例えば、鴎外が、素材となる手紙や日記の文章を書き直しただけで、作品として提示したことを著者は指摘している。たしかに、その当事者に断りなくリライトをしたいくつかの作品について、倫理的に批判されるべきだ。また、作品に元になる素材があることを、著者が明示しないことも職業倫理に反するだろう。でも、「てにおは」を直すような書き直しでも、そこに文章としての完成度や読むものを打つ美しさがあれば、十分創作性があると考えていいはずだ。新しい情報や筋書きにのみ、小説や創作の価値があるわけではあるまい。  竹山はこう述べている。  「作品の良否を左右するのはリアリティの有無である。リアルなシーンの数々を生み出すアイデア(あるいは視点)、内容、構成と、それらを支える文章の巧拙(文体)が創作性の要素であろう。どちらに重きを置くかによって評価は分かれるが、アイデア(あるいは視点)あっての文体である。アイデア(あるいは視点)のほうが重要なのは言うまでもないだろう。」  なんちゅうか浅い。最初から最後まで、全く納得できない。  谷沢永一の改題も、著者のばっさばっさと切り捨てる指摘も、意外と知られていない素材の存在を検証しているのも、面白い。でも小説観が「くそ実証主義的」でレベルが低すぎるのだ。  谷沢の23ページ以降の鴎外批判は凄まじい。漱石と比べ人間の品格が「段違い」で「鴎外は、気の小さい恨みっぽい包容力のない精神的に貧しくケチな人であった」と読点もなく、書き連ねているのは圧巻。玉城が浪人のころに読んで感銘を受けた「渋江抽斎」も「名作だとか傑作だとか、〓(たわごと)のような賛辞を寄せられている「渋江抽斎」 」と言った具合。でもこの後、谷沢は「渋江」を含む史伝三部作のについて「文学作品とは思わない。あれは文学ではない。あれはただの文章である」というのは正しい。  でも、アイデアがないから、あるいは内容がかりものだから、「文学ではない」のだろうか?あさはかではないかな。

Posted by ブクログ

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