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穴にかくれて14年 中国人俘虜劉連仁の記録
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穴にかくれて14年 中国人俘虜劉連仁の記録

欧陽文彬(著者), 三好一(訳者)

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穴にかくれて14年 中国人俘虜劉連仁の記録

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新読書社/
発売年月日 2002/07/22
JAN 9784788050150

穴にかくれて14年

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2017/01/25

 1944年、北海道の明治鉱業に強制連行され、敗戦直前の1945年7月、仲間4人とともに逃亡、1946年以降はたったひとりで14年もの間、北海道各地で穴居生活を送った劉連仁さんの記録。原著は1958年刊行で、毛沢東と中国共産党への礼賛の言辞がそこここに顔を出しているという意味でも...

 1944年、北海道の明治鉱業に強制連行され、敗戦直前の1945年7月、仲間4人とともに逃亡、1946年以降はたったひとりで14年もの間、北海道各地で穴居生活を送った劉連仁さんの記録。原著は1958年刊行で、毛沢東と中国共産党への礼賛の言辞がそこここに顔を出しているという意味でも、歴史的な文献となっている。    劉連仁さんが「発見」された1958年当時は、ちょうど岸信介が首相をつとめていた。岸内閣の二枚舌、三枚舌がほんとうに姑息としか言いようがない申し分で?なにせ「強制連行」の事実さえ認めず、劉さんを「不法入国」「不法滞在」で送還するというのだから驚きあきれる?戦後の日本政府が都合のよいときは戦前国家との連続性を、都合がわるくなるとすぐに戦後の断絶/切断の方を強調する様子は、浅ましいとしかいいようがない。日本国家のだつ植民地化の中途半端さを思うと、悪魔のささやきとは承知しながらも、もっと徹底的に負けた方がよかったのではないか、とさえ思わなくもない。

Posted by ブクログ

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