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蹴球日記
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 2002/12/19 |
JAN | 9784063086515 |
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蹴球日記
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商品レビュー
4.6
6件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
図書館のリサイクル♻️本で入手 元日本代表の岡田監督の大分昔の本ですが読んで良かった。 日韓ワールドカップとか過去のことを思い出しながら読めて楽しく読めました。ただ1番印象に残ったのは岡田監督のスポーツに対する考えですね。 令和の時代も一緒で、楽しいだけ何もコーチが怒らない褒めるだけのクラブチーム(今の学校教育)と厳しいクラブチーム(叱ってくれる怒ってくれる)どっちが心からの喜びや感動が得られるのか。 以下中身の引用です。 ごもっともですので是非一読を 『両方ともボランティアで近所のおじさんが教えていんでやればそれでよいということで、練習はいつもワイワイガヤガ、試合も勝ち負けはどうでもいいから全員平等に出場させるという 片やもう一方の少年団は鬼コーチで、厳しいトレーニングを課し、大声で叱り、時には泣きがらノックを受けている子供もいた。 厳しいチームに子供を入れている母親達は、周りで練習を見ながら憤慨している。 「隣はあんなに楽しそうにやっているのに、何、あのコーチは!」となる。 練習が終わって家に帰り、自分の子供に向かって「あんなコーチのいるところより、隣の楽しそうな少年団に移りなさい」と多くの母親が言ったそうだ。 しかし、子供は誰一人としてチームを移ろうとはしなかった。 子供は、「僕、あのコーチのノック取れるようになりたいんだ。あのコーチにいつかめてもらいたいんだ」と。 隣の少年団は、楽しいのだろうけど心からの喜び、感動を味わうことは難しいだろう。 ただ、この鬼コーチも、当然子供達に対して深い愛情をもっていたろうし、野球の楽しみを教えていたとは思うが。 いろいろなことがドンドン便利になり、なんとなく一定レベルの生活ができるような世の中になってきている。普通にしていればなんとなく生きていける中で、若者が感動を得るために自分から苦しんだり、目標に向かって努力する状況をつくらなければいけないという世の中になってきているのではないだろうか? それはある意味、可哀想なことなのだが、だからこそ、スポーツが役に立つようになってくると思う。 老人介護の問題で、老人がおむつをつけると一気に老化が進行して寝たきりになってしまうということを聞いた。排尿に行く必要がなくなることと、生きている人間としての尊厳を奪われるということらしい。やはり人間、「便利、楽」だけでなく「やりがい、生きがい」がいちばん大切なのだろう。 それなのに、私達はすべてをもっと便利に、もっと楽にすることが進歩だと思っている。』 次に、犯罪に関しても、ラグビーでも聞いた事ありますが、スポーツクラブを作って、仲間を作って暇な時間はスポーツする事で犯罪は減りますね。 中高生で部活もスポーツとか何もやってない勉強もやらない子達はどうなってるのか…暇を持て余して……どうなるか想像つきますね。 スポーツの根源を考えさせてくれる本でした。 岡田監督ありがとうございます。 以下また引用です。 納得してしまいました!! 『一時17歳と18歳の犯罪が続いたが、例外なく「友達ができなかった、寂しかった、孤独だったという供述をしているのを新聞で目にした。 少年犯罪が増しているということで、少年法の罰則を強化したが、そんなことをするより、スポーツ省をつくって、スポーツを奨励したほうが犯罪は減るようにさえ思う。 年代に西ドイツが、スポーツによる健康管理の推進のために、ゴールデンプランなどで全スポーツクラブをつくったように、対処療法でなく根本的解決策としてスポーツの価値をすべきだと思う。 年、会社に勤めてもフリーターでいても、ある程度には暮らしていけるという豊かで便利 りすぎた社会自体が閉塞感に包まれている。「どうせやったって。かったるい。うざったというような若者の口癖からもわかるように、夢をもったり感動を得たりしづらくなって、いる。 てんな中で、スポーツは、「将来日本代表になりたい」とか「ワールドカップに出たい」なというような子供達の夢だけでなく、周りを取り巻くすべての人々にそれぞれの状況にあっ夢をもたせることができる。 また、本当の感動とか喜びとは、苦しいこと、悔しいこと、目標に向かっての努力などを乗り越えて初めて手にするものだと思う』
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岡ちゃんのリーダーシップ。そしてサッカー愛と地球愛。2002年日韓W杯の記述が主体なので、懐かしい気分で楽しく読めた。
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本編だけなら☆3つか4つ。最後の「エピローグにかえて」を読んで、☆5つ。2002年W杯だけの話かと思ったら岡田さんの人生観が書いてある本だった。
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