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美人姉妹は名探偵 扶桑社ミステリー
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美人姉妹は名探偵 扶桑社ミステリー

ジェイン・ヘラー(著者), 法村里絵(訳者)

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美人姉妹は名探偵 扶桑社ミステリー

定価 ¥880

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 扶桑社/
発売年月日 2000/12/22
JAN 9784594030339

美人姉妹は名探偵

¥110

商品レビュー

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2025/01/10
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「危険なカリブ海クルーズ」に引き続き、ジェイン・ヘラー。相変わらず、安定した面白さ。 大人になっても喧嘩ばかりしている姉妹が同じ人を好きになるが、彼は突然殺される。発見者は、彼の家の前で大喧嘩していた姉妹。ご近所さんに通報されて御用となるが、もちろん二人は犯人ではない。恋愛病というか何度も結婚を繰り返す結婚体質な姉と、何事にも慎重でずっと独身という妹、この正反対な二人は、心臓病の母親から喧嘩禁止令が下されるほど。そして、殺人の嫌疑を晴らすため元昼メロ脚本家の妹が、大奮闘。彼女を支える母親も魅力的。 本書のクライマックスは、犯人にゾッコンの姉を目覚めさせ救出すべく妹が犯人のプライベートクルーズ船に乗り込むが、銃を突き付けられ二人とも人質に。そこで、妹が考えたのが、犯人の前でいつもの姉妹喧嘩をおっ始め、そのどさくさ紛れに拳銃を奪うというシナリオ。 その喧嘩の前哨戦ともいえる二人の会話。 「姉さんは長年、奔放に人を愛して来たんだわ。片っ端から人を愛して来たのよ」 「あんたのことは愛さなかったわ。あんたのことは大嫌いだったの」 「私だって姉さんのことが嫌いだったわ。それはもう、姉さんが思っている以上にね」 「そうでしょうとも。でも、多分あんたが私を嫌っていた以上に、私はあんたを嫌っていたのよ。どのくらい嫌いだったかを説明するのは不可能だわ」 こうした不毛な口喧嘩が続くことになるのだが、実はこの会話の前には二人のわだかまりがとけて仲直りし始めた時だった。従って、妹が意図的に発する毒舌や批判を姉が素直に受け入れてしまい、なかなかいつもの様な取っ組み合いの喧嘩にならない。メロドラマ脚本家としての面目躍如とはならないところが、作者の上手さ。 ところで、タイトルの「美人姉妹は名探偵」は内容的には誤りで、まず美人かどうかは見解の分かれるところだが、探偵役は妹のみ。原題「Sis Boom Bah」も意味不明だが、マザーグースか童謡の歌詞か何かなのか? P.S. 調べました。オノマトペが語源で「フレー!」みたいな景気づけの言葉でした。 sis boom bah: an exclamation of encouragement 同意語: hooray hurrah hurray huzza

Posted by ブクログ

2015/12/14

読後感の爽やかな4Fミステリでした。 人気TVドラマの脚本家デボラはアラフォーのキャリアウーマン。成功していますがロマンスとは縁がありません。一方彼女には姉のシャロンがいますが、こちらもフロリダでウェディングコーディネートの会社を経営し、成功しています。彼女がデボラと違うのは、...

読後感の爽やかな4Fミステリでした。 人気TVドラマの脚本家デボラはアラフォーのキャリアウーマン。成功していますがロマンスとは縁がありません。一方彼女には姉のシャロンがいますが、こちらもフロリダでウェディングコーディネートの会社を経営し、成功しています。彼女がデボラと違うのは、三度の離婚歴を経てもなお惚れっぽいということ。このふたり、気の毒なほどの犬猿の仲ですが、愛する母が倒れたと聞いて一時休戦をしようと悪戦苦闘。でも事はそんなに簡単に行きません。 男の人には縁がなかったデボラも、そしてシャロンも母の担当医に同時に恋したから…。舌鋒鋭くお互いがドクターの相手だとやりあう二人ですが、どうも腑に落ちません。 「彼に会って白黒つけましょう!」 と、ゴージャスな邸宅に乗り込めば、そこには彼の死体が…。犯人扱いされた姉妹は憤慨し、デボラは小さな町で単独の聞き込み捜査を始めます。あまり血なまぐさいミステリではなく、デボラが話を聞いて回る町の人々は、みんな気がいいお喋り好きの隣人ですが、狭い町ならではの込み入った関係があります。 率直に、容疑者扱いに困惑していると告げて人々にぶつかるデボラの姿勢は、よくある女性探偵もののヒロインの中でも、正直で気持ちのいいものでした。はじめは都会から単身母のために故郷に戻りやっていけるか不安がるデボラですが、聡明で魅力的な母、レノアをはじめ、彼女を助ける素朴で優しい男性、レイなどの支えもあって、その土地に馴染んで謎を解いていきます。 謎解きの部分は書いちゃうとつまらないので割愛しますが、このお話はともかく人物が素敵。デボラも頭はいいけれど、嫌味なところはなくて、ほんとにいそうな女性です。ミステリのヒロインとしてはやや年齢のいっているアラフォーですが、この作品の女性たちは年齢よりずっとチャーミングです。 作品中、デボラと丁々発止の仲の悪さだったシャロンも、あっと驚くいい感じな部分を見せてくれますし。(これについてはご自身でお読みください。姉妹がどうなっていくのかも読みどころですが、彼女なしでは…!という結末が待っています。)また、レノア夫人も、病気から回復すると驚くべき知性と行動力、チャーミングさでは、デボラ以上に可愛く格好良く、大人らしい活躍を見せますよ。七十五歳なんて思えない、まさに、この母にしてこの姉妹あり。 また、この小説はロマンス小説としても秀逸です。(ハーレクインみたいなのをご想像なさらないでね。もっとずっと清潔で、そのくせロマンティックで納得の行く恋が描かれています。)デボラとシャロン、そしてレノア夫人も…。日本だと、この年令の女性が恋だなんて調子にのってるみたいで変という風情ですがこの小説ではそういう薄暗さがありません。 お相手になる男性や、シャロンの息子などが(名前を書きたい…!でもロマンスの経過を楽しんで頂きたいので、わざと相手の名は伏せます。)とても誠実で、心優しく、でも大げさな男性じゃないので、うまくいくとほんとにホッとしてしまいます。 彼らが家族や恋人、隣人に見せる愛情深さや細やかさは、飾り立てた感じじゃなく、洗いたてのギンガムチェックのシャツのよう。アメリカのホームドラマの色合い…も持っているのかもしれません。 陰惨すぎずちゃんとハッピーエンドになるし、昨今のぺらっとした筋立てだけのミステリより大げさな感がない分、犯罪の動機も自然で首肯出来ました。ドタバタ喜劇みたいな騒がしさはないのに、ちゃんとくすっと笑ったり緊迫したり…どんどん読めます。ばからしくないのが好印象で、事件はあるところから、糸をほぐすように解けていき…。 欲を言えばミステリとしては、もう一捻りあってもいいかも…。ただ、すっきり読ませるので、このままのほうがいいかもと思ったり。楽しい良作であるだけに、欲が出てしまいました。ミステリ好きだともっとこじらせて欲しくなっちゃう。悪い癖ですね。よく纏まってるのに。 軽すぎなくて、中身があるけど楽しく読める…。そんな感じです。手応えのあるコージー・ミステリとして一人の午後にお勧めします。読んだら憂鬱も退屈も腫れて、晴れやかな気分になっていることでしょう。ページを閉じたら、美味しいコーヒーでも、と元気になっていますよ。 注文があるとしたら表紙。 赤川次郎風で悪くないのですが、ちょっと古風。少女マンガみたいにしちゃうのは、中身をちゃちに見せるので賛成しませんが、もうちょっとキャッチーでもいいかなと思いました。

Posted by ブクログ

2014/05/18

姉妹がケンカしながら事件を解決する~笑えるロマンティック・ミステリ。 面白かったです☆ デボラは、ソープ・オペラ(昼メロドラマ)の脚本家。 いまだ独身で、綺麗なほうではあるけど美味しいものが好きな体型。仕事に行き詰まり、帰郷を考えます。 姉のシャロンは三度の離婚歴があるウェディ...

姉妹がケンカしながら事件を解決する~笑えるロマンティック・ミステリ。 面白かったです☆ デボラは、ソープ・オペラ(昼メロドラマ)の脚本家。 いまだ独身で、綺麗なほうではあるけど美味しいものが好きな体型。仕事に行き詰まり、帰郷を考えます。 姉のシャロンは三度の離婚歴があるウェディング・プランナーで、スタイル自慢の華やかな女性。 水と油の二人は会えばケンカばかり。 ところがフロリダに住む母親が入院、心臓に悪いのでケンカは一切しないように姉妹は命じられます。 母親の主治医がハンサムでいかにも自愛深い医師という様子なのだがいささか調子がよく、二人は張り合うことに。 ところが、事件が‥!? 地元の歴史博物館の管理人となったデボラ。 容疑を晴らすため、脚本家らしい想像力を駆使して捜査を始めます。しょっちゅう警察にかける電話がおかしい。 建築管理担当のレイと知り合い、素朴なレイとしだいに仲良しに。 シャロンのほうは、力になってもらった弁護士とあっという間に親しくなっていきます。 シャロンはどんな男とでもすぐ結婚しようとすると思うデボラ。 シャロンの息子が寮から帰り、デボラに母のことを頼むくだりはほろっとさせられます。 すごい勢いでケンカする姉妹のやり取りはだんだん落ち着いてくるのですが~笑える結末が待っていました。 エピローグがおかしい☆

Posted by ブクログ

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