教会がカルト化するとき 聖書による識別力を養う 21世紀ブックレット18

ウィリアムウッド(著者)

• 販売会社／発売会社: いのちのことば社
• 発売年月日: 2002/12/01
• JAN: 9784264020738

商品レビュー

2012/04/06

カルト対策運動の第一人者ウッド師の代表的著作のひとつ。教会が聖書から離れ、牧師を独裁者としてカルト化することの危険性と実態をつまびらかにしている。教会のカルト化は、単立教会や事実上の単立教会に起こりやすいと思わされたが、他の法人同様、監査やモニタリングといったチェック機能がない組織では特に起こりやすいと思わされた。カトリックや聖公会、メインラインのプロテスタント教派等では、組織的なガバナンスが確保されているので、教職者の暴走や独裁をある程度防ぐ機能がある（それでも完全ではないのは周知の通り）。しかし、単立教会や、事実上の単立教会では、牧師を頂点に役員会がイエスマン化して人事と組織が固定化してしまう。そして、それを長年放置しておくことによっていよいよ牧師の力が強まり、極端な場合には牧師が神の代弁者という次元にまで至ってしまう。
自分の教会がおかしいな、と感じた人は必読の名著。
それにしても、ウッド師の日本語はほとんど日本人以上に素晴らしいと思う。ウッド師の努力に脱帽する次第です。

2008/12/24

最初は良くてもどんどんカルト化することがあります。
なんか教会がおかしいなと思ったら読んでください。