- 中古
- 書籍
- 文庫
日本の10大小説 ちくま学芸文庫
定価 ¥1,047
825円 定価より222円(21%)おトク
獲得ポイント7P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房/ |
発売年月日 | 1996/07/10 |
JAN | 9784480082824 |
- 書籍
- 文庫
日本の10大小説
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
日本の10大小説
¥825
在庫なし
商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
著者の小説も魅力的だ…
著者の小説も魅力的だが、コレを読むと小説観がよくわかりますし、いい小説の読み手としてもすごく魅力的です。
文庫OFF
図書館で借りた。 読書好きで小説を書いたことのある医師、加賀乙彦氏が小説を10作品取り上げ、それぞれに詳しく解説・論評された本だ。 10作品とはそれぞれ、夏目漱石『明暗』、有島武郎『或る女』、島崎藤村『夜明け前』、志賀直哉『暗夜行路』、谷崎潤一郎『細雪』、野上弥生子『迷路』、武田...
図書館で借りた。 読書好きで小説を書いたことのある医師、加賀乙彦氏が小説を10作品取り上げ、それぞれに詳しく解説・論評された本だ。 10作品とはそれぞれ、夏目漱石『明暗』、有島武郎『或る女』、島崎藤村『夜明け前』、志賀直哉『暗夜行路』、谷崎潤一郎『細雪』、野上弥生子『迷路』、武田泰淳『富士』、福永武彦『死の島』、大岡昇平『レイテ戦記』、大江健三郎『燃えあがる緑の木』 その作品だけ的を絞って論評しているわけでもなく、「この作者はこのテイストが多い~」といった見方もするため、これから読書の幅を広げていきたい(ちょうど私のような)人にはうってつけではないかと思う。 また逆にタイトル見て「あぁ、あれね」と言える読書好きの方にも、視野を広げるネタになるのではないかと私は考える。 私はこの中で、レイテ戦記に興味を持った。読んでみようと思う。
Posted by
もう、古い本ということになるのでしょうが、精神科医で、小説を書いていた加賀乙彦さんが、選んだ日本近代文学の10人でした。 ラインナップはこんな感じです。 「愛の不可能性」―夏目漱石『明暗』 「女の孤独と聖性」―有島武郎『或る女』 「故郷と山と狂気」―島崎藤村『夜明け前』 「愛...
もう、古い本ということになるのでしょうが、精神科医で、小説を書いていた加賀乙彦さんが、選んだ日本近代文学の10人でした。 ラインナップはこんな感じです。 「愛の不可能性」―夏目漱石『明暗』 「女の孤独と聖性」―有島武郎『或る女』 「故郷と山と狂気」―島崎藤村『夜明け前』 「愛と超越の世界」―志賀直哉『暗夜行路』 「四季をめぐる円環の時間」―谷崎潤一郎『細雪』 「愛と戦争の構図」―野上弥生子『迷路』 「根源へ向う強靱な思惟」―武田泰淳『富士』 「暗黒と罪の意識」―福永武彦『死の島』 「人間の悲惨と栄光」―大岡昇平『レイテ戦記』 「魂の文学の誕生」―大江健三郎『燃えあがる緑の木』 漱石から大江までというのが「近代文学」というフレームをオーソドックスに表していて、面白いのですが、漱石では「明暗」、武田泰淳では「富士」、特に大岡昇平の「レイテ戦記」が選ばれていて、女性は野上弥生子さんお一人です。福永武彦の「死の島」が入っていて、鴎外、三島、川端が入ってこないところが加賀乙彦さんなのでしょうね。 あやふやな記憶ですが、選ばれた10人の10作、面白いことは間違いありません。それぞれ、読み終えて、ため息をついた思い出があります。大作ぞろいで、読み直すには半年くらいかかりそうですが、それぞれ、個人全集とか借り出してきて、もう一度、読み始めるというのも、老後のヒマつぶしとしては悪くないかもしれませんね(笑)。 ブログにも何やら書きました。覗いてやっていただければ嬉しいです。 https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202111080000/
Posted by