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西蔵放浪 朝日文芸文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 朝日新聞社/ |
発売年月日 | 1995/07/01 |
JAN | 9784022640758 |
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西蔵放浪
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西蔵放浪
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商品レビュー
4
6件のお客様レビュー
普通の紀行文とは違う…
普通の紀行文とは違うある意味哲学的で乾いた文章が印象的です。写真も良いです。
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チベットに行くなんてミーハーだから嫌だ(意訳)と思っていたが、心境の変化で行くことにした紀行(1977年刊)。 ただし、やっぱりラサっぽいことは書かない(行ったかどうかも不明)。僧侶についても神秘のベールに包まれた高潔な人々という面ではなく、俗っぽい部分を書く。 そして市井の無...
チベットに行くなんてミーハーだから嫌だ(意訳)と思っていたが、心境の変化で行くことにした紀行(1977年刊)。 ただし、やっぱりラサっぽいことは書かない(行ったかどうかも不明)。僧侶についても神秘のベールに包まれた高潔な人々という面ではなく、俗っぽい部分を書く。 そして市井の無名の人々の振る舞い、信仰について無名の部落での出来事を描く。 民俗学のようでもあるけど、それはまるで「民話の起源」のようだ。数年前の出来事が太古の物語のようになるし、「現在」の出来事が数年後には伝説化していることが容易に想像できる。 チベットならではの面もあるだろうが、藤原新也のフィルターを通したからという気がする。そういう書き方をするもんね。 そのオリジナリティが面白いのだけど、一冊読むとお腹一杯になるし、沈殿するまで待ちたくなる。 本書を読む気になるまでには、前作『印度放浪』を読み終えてから十年以上のインターバルが必要だったのだが、そういうことです。 『東京漂流』は何度も読み返したんだけどね。
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著者は旅先で見たものや起こった出来事に何かしら特別な意味があると考えて旅をする。 一層旅に深みが増して、濃密な1人の時間を過ごせそうだ。 来世での幸福を信じて生きるチベット人たち。日々何もすることなく、質素な食事をとり、ひたすら呪文を唱える。 信仰の力の偉大さを感じる。信仰...
著者は旅先で見たものや起こった出来事に何かしら特別な意味があると考えて旅をする。 一層旅に深みが増して、濃密な1人の時間を過ごせそうだ。 来世での幸福を信じて生きるチベット人たち。日々何もすることなく、質素な食事をとり、ひたすら呪文を唱える。 信仰の力の偉大さを感じる。信仰さえあれば人々は満ち足りた暮らしができるのかもしれない。たとえそれが外からみると酷いものであっても。
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