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3001年終局への旅 海外SFノヴェルズ
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3001年終局への旅 海外SFノヴェルズ

アーサー・C.クラーク(著者), 伊藤典夫(訳者)

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3001年終局への旅 海外SFノヴェルズ

定価 ¥1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房/
発売年月日 1997/07/31
JAN 9784152080882

3001年終局への旅

¥220

商品レビュー

3.7

5件のお客様レビュー

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2023/12/05

400万年前アフリカに突如現れた真っ黒なモノリス、その周囲に猿人が集まり、モノリスに触れた1匹が棒切れを空中に放り投げることで、知恵を授かった人類へと進化したことが暗示されていた。有名な'2001年宇宙の旅'の冒頭シーンである。月に進出した人類は、そこに第二の...

400万年前アフリカに突如現れた真っ黒なモノリス、その周囲に猿人が集まり、モノリスに触れた1匹が棒切れを空中に放り投げることで、知恵を授かった人類へと進化したことが暗示されていた。有名な'2001年宇宙の旅'の冒頭シーンである。月に進出した人類は、そこに第二のモノリスを発見、木星への探査で巨大なモノリスが出現、宇宙飛行士ボーマンの謎の漂流で幕を閉じる。モヤモヤ感の残る不可解な幕切れ。それから1000年後の3001年、謎の膜が取れるのかと、期待して読み始める。海王星の付近で、2001年に亡くなったはずの宇宙飛行士フランクが、生きた状態で見つかる。1000年の科学技術の進化の様子への描写が続き、2001年に木星が第二の太陽になった後、エウロパに第三のモノリスが出現、人類は近づくことができなかった。フランクは、そこにボーマンを感じ、エウロパに近づくことができる唯一の人類としての自覚のもと、接近を挑んでいく。最大の謎モノリスとは何か。本作の冒頭に解が潜んでいる。荒唐無稽とは言えないほど、宇宙の神秘は計り知れない。

Posted by ブクログ

2020/10/20

3001年、海王星の軌道付近で宇宙曳船ゴライアス号によって、漂っていたフランク・プールは回収された。地球の軌道都市・スター・シティで千年の時を経て蘇生される。この設定がなんとも興味をそそられる。 千年後の地球で生活に慣れたころ、プールはゴライアス号の船長に木星の衛星ガニメデへの...

3001年、海王星の軌道付近で宇宙曳船ゴライアス号によって、漂っていたフランク・プールは回収された。地球の軌道都市・スター・シティで千年の時を経て蘇生される。この設定がなんとも興味をそそられる。 千年後の地球で生活に慣れたころ、プールはゴライアス号の船長に木星の衛星ガニメデへの旅に誘われる。ガニメデには科学研究の小都市ができていた。・・ここで「ガニメデ人は巨人だったんじゃないか」というプールの言葉があり、ニヤリとしてしまう。また途中寄った金星の雲をみて「昔地球には建物を布で覆う芸術家がいた」という言葉もあり、ホーガンにクリスト、クラークは同時代の小説や芸術にも広く関心があったのかとなにか嬉しくなってしまった。 禁断のエウロパには巨大なモノリスがずっと横たわってあり、そこにボーマンとハルの意識がある。モノリスによって450万光年先にある遥かな高みの生物?から監視されていた地球。そして今地球への警告があったというのだ。それは地球の消滅を意味するかもしれず、阻止のためにとった手段がまたおもしろい。この単行本の表紙がそれを体現している。 モノリスの監視から解き放たれ、宇宙の旅はひとまず終結をみる。その旅の終わりにプールが感じた事、人生で最も大切なものは「愛」と「死」だ、としめくくっている。 またクラークの宗教観も垣間みられ、3001年には既存の宗教は無くなっていてひとつに統一され、宗教の歴史を少しの教義の違いのために殺し合ってきたとし、「文明と宗教は並び立たない」「信仰とは真実ではないとわかっているものを信じることである」とテッド・カン博士という登場人物に言わせている 千年後の地球の設定がおもしろい。人々は言葉ではなく頭で意思疎通ができ、頭にブレイン・キャップというチップ?がはめられ知識はそこに詰められている。死肉!は食べず食物は人工合成。言葉も微妙に変化して地球共通語の「白英語」というのになっている。都市と星」で示された宇宙エレベーターがアフリカ、アジア、アメリカ、太平洋の4本がそびえたち、上方にスター・シティがある。時代の変化へのお世話係りとして2000年から2050年の歴史研究が専門の女性、インドラが付く。20世紀を「痛苦の世紀」と呼んでいる。 1997発表 1997.7.31初版発行 図書館

Posted by ブクログ

2019/03/07

これは微妙かも…。途中まではいつもの構成で、最後に大きく話を展開させるのも 同じではあるのだけど、展開させた先がなんだかしょぼくてがっかり、というか。 「2001年」から続いてきたオデッセイの最後がこれ?みたいな。 最後まで読ませることは読ませるのだけど、ちょっと残念。

Posted by ブクログ

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