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2061年宇宙の旅 ハヤカワ文庫SF
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 1995/03/15 |
JAN | 9784150110963 |
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2061年宇宙の旅
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2061年宇宙の旅
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商品レビュー
3.1
20件のお客様レビュー
この話の中ではソ連が続いている。驚いて出版年をチェックしてみると、原著が出版されたのは1987年だった。チェルノブイリ原発事故の翌年だ。 2061年では2010年の主人公だったフロイド博士は死んでいるなと思いながら読んだのに、宇宙の旅世界の超科学のおかげで人類の寿命は大幅に伸び...
この話の中ではソ連が続いている。驚いて出版年をチェックしてみると、原著が出版されたのは1987年だった。チェルノブイリ原発事故の翌年だ。 2061年では2010年の主人公だったフロイド博士は死んでいるなと思いながら読んだのに、宇宙の旅世界の超科学のおかげで人類の寿命は大幅に伸びて、そのおかげでとても元気だった。そしてまた宇宙へ旅立つ。旅立つまでもなく、2010年の旅が終わってから、酔っぱらって重力のことを忘れ自宅バルコニーから落下して以後は地球の重力に耐えられない体になり、ずっと月で暮らしていたので、ずっと宇宙にはいたけれど。 2010年の旅でフロイド博士がずっと恋しがっていた息子は、事故で早くに亡くなって、2061年ではフロイド博士の孫が宇宙での任務中に乗っていた船がハイジャックされ、立ち入ってはならないと宣告されていたガニメデに着陸してしまう。ちょうど同時期にフロイド博士の乗っていた船が近くにいたので、ガニメデに不時着した船の人びとを助けに行くという話。 前作での立ち入り禁止の宣告がすごく怖かったので、人類がガニメデに立ち入ったら中国の宇宙船の人たちみたいにすぐに全滅してしまうのかと思っていたら、知的好奇心を刺激された科学者が大興奮で宇宙船のクルーが対応に追われていた。 それから、中国の宇宙船を襲っていた頃はかろうたじて多細胞生物になったばかりの様子だったガニメデの生命が、社会や都市を作るまでに発達していた。 3001年ではモノリスがめざめるようだけれど、そうするとどうなるんだ? この時点ですでに話についていけていないものの、ここまで読んだらラストまでたどり着きたいので、ラストも読もう。 「優れた科学者なら、それを説明する理論ができるまでは、どんな事実も本当に評価はできない。」p.317
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『2010年』に続き、クラーク作品四作目。〈宇宙の旅〉第三部。わたしの想像力の乏しさにより、うまく映像化出来ず…なにがどうなっているかイマイチわからない——でも、でも、凄い作品!?であることはよくわかるのだ! ちなみに【59】みたいなのが、わたしはいっちばん好きよ…笑 とても気に...
『2010年』に続き、クラーク作品四作目。〈宇宙の旅〉第三部。わたしの想像力の乏しさにより、うまく映像化出来ず…なにがどうなっているかイマイチわからない——でも、でも、凄い作品!?であることはよくわかるのだ! ちなみに【59】みたいなのが、わたしはいっちばん好きよ…笑 とても気になる終わり方だったので、次作の「3001年」がますます楽しみになった!!
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2010年のレオーノフ号の木星探査から51年、2061年、ヘイウッド・フロイトは今度は75年ぶりに大接近してきたハレーすい星探査に請われる。え?何歳?って103歳なのだ! 木星から帰還後、地球にはいず宇宙ステーションにいたので老化が遅かったという設定。レオーノフ号の乗組員は一番若...
2010年のレオーノフ号の木星探査から51年、2061年、ヘイウッド・フロイトは今度は75年ぶりに大接近してきたハレーすい星探査に請われる。え?何歳?って103歳なのだ! 木星から帰還後、地球にはいず宇宙ステーションにいたので老化が遅かったという設定。レオーノフ号の乗組員は一番若かったジェーニャを除いて皆死んでしまっている。そしてフロイトの孫が宇宙飛行士として登場。 ユニバース号で彗星を追うのだが、今回は木星の衛星エウロパをめぐり闇取引をする別な宇宙船が登場。そこに孫が宇宙警察として乗り込んでいる。2010年でボーマンの意識は木星の中心核に行き、内部がダイヤモンドだった描写がある。それがここでは木星の爆発によりエウロパにダイヤモンドの山が出来ている設定。1981年にネイチャーが外惑星の中心核を論じた論文を載せ、その題名が「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ザ・ダイアモンド」だった、というくだりがあり、小ネタがニクい。クラークはポピュラー音楽も聴いていたのか。 最後の場面では「楽園の泉」で描いた宇宙エレベーターを登場させている。 短編「彗星の中へ」(「10の世界の物語」所収)も200万年に一度接近するランダール彗星への探査を扱った作品。彗星の小さな岩の中を進む描写を思い出した。 表紙イラストは「2010年宇宙の旅」と同じmichael whelan 今回もとてもいいと思う。 1987発表 1995.3.15発行 図書館
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