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夏至南風
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社/ |
発売年月日 | 1993/06/30 |
JAN | 9784309008431 |
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夏至南風
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商品レビュー
4.5
10件のお客様レビュー
「碧夏、誰かが自分のことをあいしてくれるんぢゃないかって、きみはまだ期待しているんだろう。やめてしまえよ。そんなこと、意味がないから。」 「期待なんかしてない。」 「それならいいんだ。誰も君のことなんか愛さない。きみも愛情をかけない。これは、カンジンなことだよ。」
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
何か無性に読みたくなって、何十年ぶりかで再読。 腐乱した果実のにおいとか、肌にまとわりつく気怠い空気とか、知らないはずなのに生々しく、なぜかうっとりしてしまう。 自分の輪郭を確かめるように、肌を合わせる少年たち。そうしないと、膨張していくということか。 「誰かが愛してくれるってまだ期待してるんだろう」ていうクーランの台詞が当時は刺さったし、重要だと思ったけれど、今読むとそんなことはもうどうでもいいわって気持ちになった。 とにかく甘美な文体にずぶずぶ浸かりたいときに読むべき。
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手放し本。 '94当時の読書メモより。 碧夏はいったいどうしてあんな姿になってしまったのか。なぜ緑は死んだのか。 自分なりの解釈はしたが、納得はしていない。
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