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ねこぢるだんご

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 朝日新聞社 |
発売年月日 | 1997/10/08 |
JAN | 9784257040187 |
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ねこぢるだんご
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商品レビュー
4.3
4件のお客様レビュー
「ぶたろーかわいそ〜」 冷たい地べたに横たわり1人泣くぶたろーをみて思う。 ねこぢる作品は不安定な境界を読者の心に生み出す。人間と同じように食卓を囲むにゃーこたち、人間の子供のようにはしゃぐにゃーこたち、デフォルメされた猫と人間の読者に境界は存在しない。そんなボーダーレスな共感...
「ぶたろーかわいそ〜」 冷たい地べたに横たわり1人泣くぶたろーをみて思う。 ねこぢる作品は不安定な境界を読者の心に生み出す。人間と同じように食卓を囲むにゃーこたち、人間の子供のようにはしゃぐにゃーこたち、デフォルメされた猫と人間の読者に境界は存在しない。そんなボーダーレスな共感はにゃーこたちにダンプを運転されてしまえば冷酷なまでにバラバラに砕かれ、深い溝が生まれる。しかしにゃーこたちの行動は、この世界のどこかのいつかに人間も起こしかねないものばかりだ。にゃーこたちの行動に目も当てられないと境界を作ろうとも、自身は彼女たちのように残酷でないと言えるだろうか。 水滴のようにくっついては分裂するねこぢる作品は、するりと読者の心に入り込み、内側に不安定な境界を生じさせる。 理不尽にもトンカツにされてしまったぶたろーを自分とは違うと憐れに思いつつも、いつか誰かに自分も食い物にされてしまうかもしれないと不安を感じる。 「食物連鎖・理不尽・狂気」人の残酷な本質を純粋に描くねこぢるは、初めて食べたトンカツのように鮮烈だけれど漠然とした印象を植え付ける。
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「イカしたおっさんがあばれてるよ」 「にゃ?」 「もう10人ぐらいころしてるよ はやく はやく」 「にゃー」 ねこぢる劇場での衝撃話「かちく」が収録されている作品集。ねこぢるの作品の中でも特にクセが強く、残酷で酸鼻極まりない作品が「ねこぢるだんご」には収録されている印象を受ける...
「イカしたおっさんがあばれてるよ」 「にゃ?」 「もう10人ぐらいころしてるよ はやく はやく」 「にゃー」 ねこぢる劇場での衝撃話「かちく」が収録されている作品集。ねこぢるの作品の中でも特にクセが強く、残酷で酸鼻極まりない作品が「ねこぢるだんご」には収録されている印象を受ける。「半魚人」「かちく」はさることながら、「のらじじいの巻」「たぬきがりの巻」「けんかの巻」などの差別的でバイオレンスな作品たちが並んで配置されているので、一度に読むのには勇気がいるのかもしれない。が、他の感想にも書いた通り、ねこぢるの作品にはどこか別の温かさがあり、「ねこぢるだんご」も類に漏れない。目をそむけながらも、私達の心を掴んで離さない魅力的な作品たちに出会えた気がする。 かく言う自分はアニメ「ねこぢる劇場」で本作を知り、またその中でも特に「かちくの巻」の攻め過ぎた表現に圧倒されたのだが、漫画でも「かちく」を読んで、アニメとの内容の違いのなさに驚いた。つまりアニメは原作に準拠するどころかそのままの構成と展開で流されたということになる。改めてねこぢる漫画の凄みと評価がうかがいしれるだろう。
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本棚の奥にひっそりとあった。 昔バイト先に持ってったら「絵は可愛いけど気持ち悪い...」と言われ、その後距離を置かれた人もいたことも今ではいい思い出です(  ̄- ̄) 受け付けない人もいるけれど、ハマる人はハマる。 私の印象は『絵(特に目)は怖いけど話はめっちゃ可愛い』です。 なんか切なくなるんです。 ねこぢるの目には世の中がこう見えていたのかもしれない。 テレビでねこぢるが亡くなったあとドキュメンタリーをやっていた。 ねこぢるはカツ丼を見て「これって豚の死体だよねー」と言っていたそうだ。 その一言が忘れられない。 そのドキュメンタリーの最後にねこぢるが弟さんに送ったという、手書きの絵が描いてあるハンカチが写っていた。 そのハンカチも忘れられない。
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