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まほらば(12) ガンガンWING C
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まほらば(12) ガンガンWING C

小島あきら(著者)

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まほらば(12) ガンガンWING C

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 スクウェア・エニックス
発売年月日 2006/07/27
JAN 9784757517288

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まほらば(12)

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商品レビュー

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2018/12/28

恵が出ていったことって梢のメンタルにはネガティブな影響は無かったか。何を勘違いしていたんだろうね自分は…… 前巻で明かされた事実に加え、灰原によって明かされる過去の鳴滝荘によって梢に何が有ったのかはおおよそ描かれるのだけど、それでも全てが描かれるというわけではない。推測はできる...

恵が出ていったことって梢のメンタルにはネガティブな影響は無かったか。何を勘違いしていたんだろうね自分は…… 前巻で明かされた事実に加え、灰原によって明かされる過去の鳴滝荘によって梢に何が有ったのかはおおよそ描かれるのだけど、それでも全てが描かれるというわけではない。推測はできるけれど、梢は何故放置されることになったのか、梢の両親はどうなってしまったのかという点は一切描かれない けれど、それは「まほらば」という作品においては小さな問題なのかもしれない。現に梢は幸せそうに鳴滝荘の管理人をして賑やかな面々に囲まれているのだから、過去にどのような苦しみが有ったのかは明らかにしなくてもよいのかもしれない だから、問題となるのは今をどうするか 前巻、梢の多重人格の原因は自分にあったのかもしれないと知った隆士はどうしたら良いのかと悩む。梢の傍に居る権利があるのか自問する その後、一旦隆士が出した答えは、10年間も梢を放っておいた自分には梢を幸せにする義務・責任があるのではないかというもの 当たり前だけど、そんなものは白鳥隆士の出す答えではない。彼がそれにすぐ気付いてもっと単純な想いに目を向けたのは良かったなぁ そして同様に梢の別人格たちが隆士に向けたのもとても単純な想い 共通の感情を抱いたことで人格統合が始まった棗達。梢によって生み出された別人格が統合されるということは即ち、棗たちが消えてしまうかもしれないという虞が生じる けれど、彼女たちは隆士と一緒に居る為に蒼葉梢たった一人に戻ることを選択する どこか隆士と通じる部分のある棗達の選択には感じ入るものがある。そして綺麗さっぱり消えてしまったかのように思えた棗達の痕跡が梢が披露した手品や子供達の姿をとって現れる描写は感動的 数年の時間経過があった最終話ではそれぞれ別の道を選んだ面々が勢揃いし賑やかに談笑する様子が描かれる 多くの人物にとって鳴滝荘が大切な場所となっていることが伝わってくるような風景だった

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2011/04/11

大団円過ぎるきらいがあるが、多重人格に理由を書かないとか、惜別を回想で埋めるなど悲しい事柄を回避し続けたのは絵柄的にはあっている。しかし結果薄っぺらい内容になってしまっている。脳天気な内容にすべきだったような。 コマ割などはまさに天才的とも言えるので次期作は是非ともこのままお願...

大団円過ぎるきらいがあるが、多重人格に理由を書かないとか、惜別を回想で埋めるなど悲しい事柄を回避し続けたのは絵柄的にはあっている。しかし結果薄っぺらい内容になってしまっている。脳天気な内容にすべきだったような。 コマ割などはまさに天才的とも言えるので次期作は是非ともこのままお願いしたいところ。 エロさを求めるのは無理でした…

Posted by ブクログ

2011/04/05

「めぞん一刻」や「ラブひな」の流れを組むハーレムもの……と思われがちな作品であり、かのガンガンお家騒動を逃れてガンガンWINGの看板にまで上り詰めた作品。 ストーリーの概要としては「鳴滝荘に引っ越してきた絵本作家のたまごである白鳥隆士と、大家であるヒロインの蒼葉梢、そして鳴滝荘...

「めぞん一刻」や「ラブひな」の流れを組むハーレムもの……と思われがちな作品であり、かのガンガンお家騒動を逃れてガンガンWINGの看板にまで上り詰めた作品。 ストーリーの概要としては「鳴滝荘に引っ越してきた絵本作家のたまごである白鳥隆士と、大家であるヒロインの蒼葉梢、そして鳴滝荘の住人が織り成す日々」というものですが。 鳴滝荘の住人たちは。 ・過去の出来事がきっかけで解離性同一性障害を発症しているヒロイン ・幼い頃からヒロインに想いを寄せるも同性であるということから”親友”の壁を越えることも壊すことも出来ずにいる少女 ・周囲の期待に押し潰されリストカットを行ったことをきっかけに夢も家族も失った女性 ・心の底から愛した夫と死に別れた女性と、その夫の連れ子である娘。血のつながりのない親子。 鳴滝荘の住人たちは皆、心に深い傷を。 悲しみや苦しみを抱えています。 それはもうどうすることも出来ない過去であり。 どうにもならない想いであり。 拭い去ることなど出来ない喪失感。 その現実はあまりに受け入れがたいものでありながらも、それぞれがそれぞれに今、この胸に抱えている”いとしいもの”のためにこれからを生きていこうとしています。 孤独や絶望、別離や嘆き。 そういったものに襲われた者たちの「その後」を描いた。 そんな作品。

Posted by ブクログ

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