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リバーズ・エッジ(新装版) ワンダーランドC
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 宝島社 |
発売年月日 | 1999/12/01 |
JAN | 9784796616690 |
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リバーズ・エッジ(新装版)
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リバーズ・エッジ(新装版)
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商品レビュー
4.6
91件のお客様レビュー
河口にほど近く、広く、ゆっくりと澱む河。セイタカワダチソウが茂るその河原で、いじめられっこの山田は、腐りゆく死体を発見する。 「自分が生きてるのか死んでるのかいつもわからないでいるけど/この死体をみると勇気が出るんだ」。 過食しては吐く行為を繰り返すモデルのこずえもまた、この死体...
河口にほど近く、広く、ゆっくりと澱む河。セイタカワダチソウが茂るその河原で、いじめられっこの山田は、腐りゆく死体を発見する。 「自分が生きてるのか死んでるのかいつもわからないでいるけど/この死体をみると勇気が出るんだ」。 過食しては吐く行為を繰り返すモデルのこずえもまた、この死体を愛していた。 ふたりは、いつも率直で、「かわいい」ハルナにだけは心を許している。 山田を執拗にいじめ抜くハルナの恋人、一方通行の好意を山田に寄せる少女、父親のわからない子どもを妊娠するハルナの友人。 それぞれに重い状況を抱えた高校生たちがからみ合いながら物語は進行する。そして、新たな死体が、ひとつ生まれる。 傑作ぞろいと言われる岡崎京子作品のなかでも、誰もが「代表作」と言い切る作品。90年代はじめの「都会」に生きる高校生たちの姿を描く。 傑作ぞろいと言われる岡崎京子作品のなかでも、誰もが「代表作」と言い切る作品。90年代はじめの「都会」に生きる高校生たちの姿を描く。 岩井俊二監督作「リリイシュシュのすべて」のような繊細なタッチで、表向きは他愛のないダイエットやファッションの話に明け暮れる高校生活の裏にある、生きていることや愛されている実感が持てずに死体や摂食障害やドラッグや恋愛にのめり込む高校生の形にならない悩みや嫉妬や欲望を丁寧に描いて、岡崎京子の最高傑作として読み継がれています。 「食べたい、食べたい、お腹がはちきれるほど、すべてを忘れるほど、すべての欲求と不安を満たすほど、そしてすべてすっかり吐き出してしまうのよ、全部空っぽになるまで」「世の中みんなきれいぶってステキぶって楽しいぶってるけど、あたしにも無いけど、あんたらにも逃げ道ないぞ、ざまぁみろって」などの印象的な台詞も、記憶に残ります。 「平坦な日常で僕らが生き延びること」
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※このレビューにはネタバレを含みます
淀んだ河沿いの学校。そこで出会う少年たちと少女たちの物語。 岡崎京子の作品を読むのは初めてだったが、まず漫画の上手さに感動した。絵が個性的で魅力があり、コマの流れや大きさ、構図もとてもおしゃれで見やすかった(手書きの文字は読みにくかったが)。 人と人の感情の行き交い、センセーショナルな(しかし、日常に起こりうる)事件、どれもが効果的に物語の中に配置されていて、主人公の別れと新たな出発を感じさせるラストシーンに綺麗に収まっていく。一気読みだった。
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最初は、ちょっとした好意だったものが、自分の意に添わなくなり、深い愛憎に変わっていく。代り映えしないはずの高校生の日常が、愛憎と絡まって、悲劇劇的な一夜を迎える。 乾いた絵、軽い会話に対して、それぞれが抱える問題や起きている出来事は重い。
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