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鬼丸大将(文庫版)(2) 秋田文庫
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鬼丸大将(文庫版)(2) 秋田文庫

手塚治虫(著者)

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鬼丸大将(文庫版)(2) 秋田文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 秋田書店
発売年月日 1995/11/01
JAN 9784253171786

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商品レビュー

3.7

4件のお客様レビュー

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2021/10/25

渡辺綱と茨城童子と、平将門の乱を物語の軸として、語られる「鬼丸大将」。 ただ、テーマは人と人の理解の難しさ、なんだろうな。 平将門に理想について集まった農民たち。最初は味方してくれた彼らも、ひとたび将門への不信が高まってしまうと、見た目のせいで鬼丸のいうことに耳を貸してくれない...

渡辺綱と茨城童子と、平将門の乱を物語の軸として、語られる「鬼丸大将」。 ただ、テーマは人と人の理解の難しさ、なんだろうな。 平将門に理想について集まった農民たち。最初は味方してくれた彼らも、ひとたび将門への不信が高まってしまうと、見た目のせいで鬼丸のいうことに耳を貸してくれない現実。 互いに信頼を得るには何をもってすればいいのか。 鬼丸が拒絶されるたびに、どうすればいいのかわからなくなる。 最後は春菜と人生を共にするであろう結末を迎える鬼丸ですが、それは個人的感情のもたらすゆえであって、社会に迎え入れられたわけでないというのが、もどかしく悲しい。新天地を目指して二人は旅に出るのですが、その先に待つのが幸せなのか、というのはわからない。 鬼丸の父親も流れてきた人であって、疎外された過去を思うと、無邪気に鬼丸たちに明るい未来が待っているとは、想像し難い。 希望を信じられなくなっているのは、おっさんになって読んだからか。素直に二人の未来を祝福してやりたいけども、ここまでの鬼丸の人生を振り返ると疑問符なんだよなぁ。

Posted by ブクログ

2017/01/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ネタバレ ハッピーエンドとは程遠い、鬼丸と春奈の船出である。力による抵抗は実を結ばず、当然のごとく、東国新国家は樹立できず、京の支配は変わることはない。多くの者は死に、それは鬼丸の母もまた…。片腕を失った鬼丸は春奈という、もう一つの腕を得たのだろうが、果たして、暖かな未来を作り上げられるのだろうか?(全くそんな予感を感じさせないまま、船は大海原へと進んでいく。)

Posted by ブクログ

2013/09/21

憎くはない、悪ではないとわかっていても 殺しあわなければいけない人間の愚かさ。 2013.9.16読了

Posted by ブクログ

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