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三国志(文庫版)(1) 潮漫画文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 潮出版社 |
発売年月日 | 1997/11/22 |
JAN | 9784267014413 |
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商品レビュー
4.3
48件のお客様レビュー
三国志を読んだことが無かったので、とりあえず、漫画で読破してみた。 なのでシリーズ通しての感想です。 横山三国志なので、若干顔の作りが似通って見える。 また、蜀を主軸に置いており、その中でも桃園の義兄弟の絆を優先的に描く傾向がある上、連載の都合もあり、諸葛亮死後の蜀や、魏・呉・そ...
三国志を読んだことが無かったので、とりあえず、漫画で読破してみた。 なのでシリーズ通しての感想です。 横山三国志なので、若干顔の作りが似通って見える。 また、蜀を主軸に置いており、その中でも桃園の義兄弟の絆を優先的に描く傾向がある上、連載の都合もあり、諸葛亮死後の蜀や、魏・呉・その他勢力のストーリーの一部が割愛されているように感じた。
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ちゃんと三国志を読んだことがないな、と気づき、まずは漫画で読んでみることにする。 うっすら言葉だけは聞いた記憶があった「桃園の誓い」、ああ、こういうことなのかと知る。 ばったばったと、ものすごい勢いで人が亡くなっていくのには、正直ちょっと引いた。が、思っていたよりも面白かった。 ...
ちゃんと三国志を読んだことがないな、と気づき、まずは漫画で読んでみることにする。 うっすら言葉だけは聞いた記憶があった「桃園の誓い」、ああ、こういうことなのかと知る。 ばったばったと、ものすごい勢いで人が亡くなっていくのには、正直ちょっと引いた。が、思っていたよりも面白かった。 先は長いが、のんびり読み進めていきたい。
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紀元170年ごろから、265年に晋が建国されるまでの約100年間、魏の曹操、呉の孫権、そして漢韓国復興を目指す蜀の劉備が覇権争いを繰り広げた超スペクタクル大河ドラマ。蜀の人間が書き残した歴史物型はなのか、劉備玄徳を取り巻く張飛、関羽、そして諸葛孔明を応援したくなるような話になっ...
紀元170年ごろから、265年に晋が建国されるまでの約100年間、魏の曹操、呉の孫権、そして漢韓国復興を目指す蜀の劉備が覇権争いを繰り広げた超スペクタクル大河ドラマ。蜀の人間が書き残した歴史物型はなのか、劉備玄徳を取り巻く張飛、関羽、そして諸葛孔明を応援したくなるような話になっている。 次々と個性的な武将が現れては消えていく。騙し、寝返り、裏切り、昨日の友は今日の敵、誰も信じられなくなるような心理戦や裏の裏をかく頭脳戦が壮大な規模で繰り返される。しばし本から離れてしまうと、何が起こっていたんだかわからなくなってしまうほど複雑な話。読み終えたところで覚えている武将の名前を言えと言われても、劉備、孔明、蜀の五虎大将(関羽、張飛、馬超、趙雲、黄忠)、曹操、司馬懿仲達、呉に至っては孫権しか覚えていない。 しかし中でも印象的なのは、というかお気に入りは関羽様。劉備を守ろうとする姿はまさに男子が女子に対するそれに近い。確かに劉備は女子っぽかった。別に彼自ら戦う武将でもなく、漢の劉邦の血を引く彼を周りが祭り上げたにすぎない。(ちょうど鎌倉幕府を作った源頼朝と東国武士たちのようなものか。但し頼朝のように冷酷ではなく、慎重で慎み深い。) それぞれの巻末に書かれた各界の人々の後書きで、たまに面白いのがある。劉備が女子っぽいと評したのは歌舞伎俳優の市川猿之助(たぶん3代目)で、関羽と劉備のラブロマンス、関羽の劉備への想いはプラトニックでありシークレットラブである。と言っている。そして彼が特に面白いと思った場面は、ラスト近くで魏に降伏した蜀王劉禅が、司馬昭が設けた宴席で「蜀が懐かしくはありませんか」と尋ねられ、「ここが楽しいから蜀を思い出すこともありません。」と返して周りがずっこけ、家臣が諌めるシーン。劉禅は歴史書などで後々までこき下ろされるが、猿之助氏は「国などというものに対する執着心がなければ、人はもっと平和に生きられるのかもしれない。」から劉禅の考え方は現代的であると言う。 私的に心に残るシーンは、劉備軍が散り散りになって関羽が曹操に仕えることになったが、劉備の居場所がわかり、関羽が最初の約束通り劉備の元へ帰ると曹操に挨拶に伺った際、関羽を手放したくない曹操は居留守を使う。それでも最終的には去っていく関羽を追いかけて餞別を渡し、別れの挨拶をする。「玄徳よ。お前がうらやましいぞ。」と呟いて‥約束を守る曹操も男、去っていく関羽も男。カッコいい❤︎ この100年の間にどれだけ多くの兵士たちが死んでいったか。「10万の軍、その半分を失った」とか簡単に言うけど、大変なことですよ。刀の一太刀、弓の一本で簡単に死んでいく。火責め、水責め、兵糧攻め、兵士ひとりひとりに人生があり、家族もいる。何のために生まれてきたかと悔やまれることでしょう。そこで大鶴義丹の書評。三国志のテーマは「気の遠くなるような果てしない無意味」言い得て妙である。 その他ゲームプロデューサーのシブサワコウ、神奈川大学教授の田畑光永、ゴダイゴのタケカワユキヒデ、三谷幸喜など、小難しいことを書く先生方の中で彼らの書評は面白かった。(特に三谷幸喜。この人ホントおかしい)
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