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大島弓子選集 バナナブレッドのプディング(7) バナナブレッドのプディング
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日ソノラマ |
発売年月日 | 1986/02/01 |
JAN | 9784257900719 |
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大島弓子選集 バナナブレッドのプディング(7)
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商品レビュー
5
4件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
1986年刊。理詰めで読むべからずというのは本作(というより著者)への批評から判っていたこと。が、どう読んでも判らんのは困ったなぁ、が正直なところ。殊に表題作。恐らく実生活では、この少女(=女。ただし母になれば変質すると感じるが)の判りにくさ、言葉が言葉でないような感覚、歪な抽象画を見せられた感は隠蔽されるのだろう。そんな中、教授の余りにも陳腐なDV体質を見せつけるのが著者の上手い点。「いたい棘いたくない棘」「夏の終わりのト短調」「バナナブレッドのプディング」「シンジラレネーション」(以上、初出77年)。「ページワン」(初出78年)。「書き下ろしマンガエッセイ」。
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1話完結の「いたい刺いたくない刺」と「ページワン」がとても良かった。表題作の「バナナブレッドのプディング」と「夏の終わりのト短調」は読みづらかった。大島作品は今のところ個人的に1話完結が面白く読める気がする。
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<いたい棘 いたくない棘> P54 あのとき 彼が死ななかったことで ぼくのかけはおわった とにかく彼は彼女を愛し ぼくは有刺鉄線の中の小さな森を見るたび 心がきしきし音を立てたが その痛みも うき子嬢とつきあうようになってから しだいにうすらぎ 秋になると 小さな森は買い手がつ...
<いたい棘 いたくない棘> P54 あのとき 彼が死ななかったことで ぼくのかけはおわった とにかく彼は彼女を愛し ぼくは有刺鉄線の中の小さな森を見るたび 心がきしきし音を立てたが その痛みも うき子嬢とつきあうようになってから しだいにうすらぎ 秋になると 小さな森は買い手がついて たくさんの住宅がたつらしく きれいに地ならしされてしまった
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