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ゴールデンライラック(文庫版) 小学館文庫
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ゴールデンライラック(文庫版) 小学館文庫

萩尾望都(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 1996/04/17
JAN 9784091910165

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商品レビュー

4

18件のお客様レビュー

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2024/04/26

バラエティに富んだ作品集! 小さい子から思春期、大人の描き方が抜群に上手い! 本当に愛し合える人が必ずいるんだけどすぐには気がつかないし一緒なれるとは畫らない。漫画でも現実でも…それでも人を愛さないといけないのよね〜 ぜひ〜

Posted by ブクログ

2022/07/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

アイズナー賞漫画家の殿堂入りということで、久しぶりに萩尾望都氏の作品を読んでみた。『ゴールデンライラック』の他に『ばらの花びん』『マリーン』収録。 『ゴールデンライラック』子供時代の出会いから時代背景とともに成長する男女2人の物語。少女が大人になるにつれてきれいになっていくさまを「朝焼けの空みたい」とたとえたのはちょっと感動してしまった。今時の漫画にはない表現だよなー。しかしこの話でジェニファー・ロペスとベン・アフレックを思い出してしまった私は俗だな。 『ばらの花びん』え?そっち?思ってたのと違う結末でした。『マリーン』人魚姫っぽいと思っていましたが、期待を裏切りませんでした。 この世代の漫画家の作品は文学作品、それも純文学だなーと常々思っているが、やはりそう。文字で表現するか絵で表現するかの違いですね。

Posted by ブクログ

2021/10/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

備忘録に書名が残っていなかったので未読? いや読んだ憶えがあるのにな、と訝しみながら読んだら、結果再読だった。 というか読んでいる最中に、視覚だからプルースト効果とは言わないんだろうが、前回ぐっときた要素が次々と波のように押し寄せてきた。 たぶん「ゴールデンライラック」の内容とその読み方が合致して、幸せな再読になった。 ■ゴールデンライラック 150p 少年ビリーと少女ヴィーが青年から大人になるまで。 第一次世界大戦前後のイギリスを舞台にしているだけあって、つるべ撃ちのように話は展開し、時は流れ、いつの間にか取り返しがつかないと悲嘆にくれ、しかし生活は続き……皆川博子級の重厚と絶望と希望。 単純に飛行機だからとロベール・アンリコ監督「冒険者たち」、ヴィットリオ・デ・シーカ「ひまわり」(を思い出したというか)のような画質でイメージした。 というか古き良きカラーフィルム映画のように記憶していたのを、読みながら追っていった印象。 他の作品を出すことでしか感想を残せない自分が歯がゆいほど、好きだし大傑作。 ロバート・ネイサン「ジェニーの肖像」からの影響あり。 ちなみに新書版と文庫版のカバーイラストが対になっていて、どちらもいいんだなー。 ■ばらの花びん 68p この本3作のうちでは絵柄が違い、やはり一作だけ1985年。 少し呑気な展開、数組のカップルがあちゃこちゃするあたり、シェイクスピアの喜劇に似ている。 ■マリーン 53p ミステリアスな少女というキーポイントも、その真実もまた、「ジェニーの肖像」からの影響あり。 というかおそらく、原作者今里孝子=城章子が「ジェニーの肖像」から影響されてこの話(1977)を作り、この漫画に自ら触発される形で「ゴールデンライラック」(1978)を萩尾望都が展開した、という感じか。 少年の生活に現れる少女、少女の生活に現れる少年、と対にして憶えておきたい二作。 参考にしているサイトによれば、「光と花の中」「ヴィオリータ」「みずうみ」に続く輪廻と永遠の少女の系譜の集大成とか。 ◇エッセイ―拝啓 萩尾望都さま:桑原知子(心理学者)

Posted by ブクログ

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