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ジャンヌ(愛蔵版)
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | NHK出版 |
発売年月日 | 2002/03/16 |
JAN | 9784140053867 |
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ジャンヌ(愛蔵版)
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商品レビュー
4.6
10件のお客様レビュー
ジャンヌダルクの生涯をただ描くのではなく、ジャンヌ死後の時系列で同じような境遇の主人公を通してジャンヌの過去やジャンヌに関わった人たちのその後を描く手法が素晴らしい! また、絵がとても綺麗で、フルカラーなのだが今時のデジタルでベタ塗りの着色ではなく、水彩画のような絶妙なニュアンス...
ジャンヌダルクの生涯をただ描くのではなく、ジャンヌ死後の時系列で同じような境遇の主人公を通してジャンヌの過去やジャンヌに関わった人たちのその後を描く手法が素晴らしい! また、絵がとても綺麗で、フルカラーなのだが今時のデジタルでベタ塗りの着色ではなく、水彩画のような絶妙なニュアンスを残したカラーになっていてとても引き込まれる。 この本を機にジャンヌのことを調べることができ、100年戦争のことも理解できたので歴史知識が深まった。ジャンヌは源義経のようだというコメントがあったが、まさに西洋版源義経と言えるような生涯だと思った。
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安彦良和が描くジャンヌ・ダルクの物語。 安彦さんはガンダムをはじめとするSF物の作家の印象が強いが、このような作品もある。 しかも完成度が恐ろしく高い。 ジャンヌ・ダルクが処刑されてから10年後のフランスでエミールという名の少女が戦いに身を投じつつジャンヌの足跡をたどるという...
安彦良和が描くジャンヌ・ダルクの物語。 安彦さんはガンダムをはじめとするSF物の作家の印象が強いが、このような作品もある。 しかも完成度が恐ろしく高い。 ジャンヌ・ダルクが処刑されてから10年後のフランスでエミールという名の少女が戦いに身を投じつつジャンヌの足跡をたどるという内容。 ジャンヌ・ダルク本人を描くことができない理由は、巻末で作者本人が説明してあり、それには納得できた。 まず何より絵の完成度が素晴らしいレベルだと思う。 それだけでも安彦さんのファンであれば買って損はない。 特に好きな絵は、ジャンヌの紋章の旗を掲げたエミールが戦塵の中から現れるシーンで、神々しいまでのインパクトがあるシーンであった。 物語の出来もこれまで私が読んできた日本人作家の描いたジャンヌ・ダルク物の小説やコミックの中では一番まともなんじゃないかと思う。他はちょっと評価にすら値しなかったので・・・
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
奇跡の少女ジャンヌ・ダルクが火焙りに処せられてから10年。ジャンヌに憧れる少女エミリーは、ジャンヌの幻に導かれ彼女の跡を辿るかのように、人と歴史の過酷な宿命に巻き込まれ…。 火刑に処されたジャンヌの死後から百年戦争終結に至る過程のフランスを舞台に、王太子派らの反乱に対し、国王派に身を投じた男装の少女エミールのドラマ このエミリーを中心にジル・ド・レー等実在の人物を独特の解釈で描いていくストーリーは秀逸 罪の意識の苦しむジル・ド・レー、ピカレスクな野心家の王太子ルイ、無力なエミールを通じて、著者や読者の抱くジャンヌ観や神の存在意義を提示している点が哲学的ですらあります。浄化されるようなラストもよく、読んで損はないと思います。
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