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ハトシェプスト 古代エジプト王朝唯一人の女ファラオ 文春文庫
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ハトシェプスト 古代エジプト王朝唯一人の女ファラオ 文春文庫

山岸凉子(著者)

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ハトシェプスト 古代エジプト王朝唯一人の女ファラオ 文春文庫

定価 ¥680

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 1998/06/01
JAN 9784168110481

ハトシェプスト

¥220

商品レビュー

3.4

5件のお客様レビュー

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2013/11/04

山岸涼子3作目。 夜叉御前よりは面白かった。この人は、歴史物のほうがストーリーがわかりやすくて好き。 ◾︎ハトシェプスト 紀元前1500年ごろに古代エジプトに実在した女王ファラオの話。 一部が、夫であり異母弟・従弟でもあるトトメス2世を毒殺して、王位を継承するまでの話。 二部が...

山岸涼子3作目。 夜叉御前よりは面白かった。この人は、歴史物のほうがストーリーがわかりやすくて好き。 ◾︎ハトシェプスト 紀元前1500年ごろに古代エジプトに実在した女王ファラオの話。 一部が、夫であり異母弟・従弟でもあるトトメス2世を毒殺して、王位を継承するまでの話。 二部が、幼少期の話。なぜ彼女が将来、従弟を殺して妹をも殺し、王位に就くことに決めたのかを説く。 古代エジプトには、泣き女という職役があったり、異母どうしの血縁者だったら結婚できたり、実はハトシェプストは怖い女王だったりして、結構、ヘェ〜がいっぱいあってよかった。 トトメスは妾腹の息子、アメンホテップは嫡男。妾腹の息子が王位に就くには、正室の娘を妻に娶らないとなれない。日本の古代人になんか似てるし、エジプトに行ったらトトメスやらアメンホテップやらいっぱいいるから、この知識だけで少しは関係がわかっていい。 ・トトメス1世…ハトシェプストの父 ・ワジモーズ…ハトシェプストの兄で、戦死 ・アメンモーズ…ハトシェプストの兄で、トトメス2世の母でもある第二王妃に毒殺される ・メリエト…ハトシェプストの妹で、トトメス2世の妻。ハトシェプストに殺される ・トトメス2世(ケペルエンラー)…ハトシェプストの異母弟・従弟・夫。ハトシェプストに毒殺される ◾︎キメイラ ギリシャ神話上の聖獣だとか。怪物でもあり、聖なるシンボルでもあり、要は悪魔でも天使でもあるということ。 女かと思ったら男だったり、動物に優しいかと思ったら老夫婦殺害の異常な殺人鬼だったり、その狭間で苦しむ一人の人間を描く。 うーん、深い。誰しも善悪の面を持ってて、一度は正しいとわかっているのに間違いを犯して(あるいはその逆も)しぬほど苦しんだことってあると思うけど、まるでそれを極端化したようなストーリー。だから聖獣なのかね。 ◾︎スピンクス 古代エジプトの王の威厳を象徴する聖獣ではなく、ギリシャ神話のほうの怪物として描かれる聖獣。こっちをモチーフにしている。 息子を溺愛して狂い死んだ母と、それがトラウマになって母親の束縛から心まで囚われの身になってしまった息子の話。うーん、わかるようで怖い。

Posted by ブクログ

2013/02/19

再読。 特に印象的なのはやっぱりハトシェプストだな! 兄に愛する父をとられるものの、「男でありながら女」としてファラオの座を掴もうとするハトシェプストと、妹に愛するハトシェプストをとられ、寵愛を受けることも叶わず狂うしかないメヌウ。前回読んだときも結局感想が書けずじまいだったけど...

再読。 特に印象的なのはやっぱりハトシェプストだな! 兄に愛する父をとられるものの、「男でありながら女」としてファラオの座を掴もうとするハトシェプストと、妹に愛するハトシェプストをとられ、寵愛を受けることも叶わず狂うしかないメヌウ。前回読んだときも結局感想が書けずじまいだったけど、やっぱり今回も言葉が出てこない。山岸さんの歴史ものはいいな〜、これに尽きる。 何と言ってもハトシェプストの色気がすごい。。「日出処〜」の厩戸がだぶる。

Posted by ブクログ

2011/12/11

収録作は…… (1)ハトシェプスト1 (2)ハトシェプスト2 (3)キメィラ (4)海の魚鱗宮 (5)スピンクス 終盤ワーッと謎が解ける「スピンクス」が圧巻。

Posted by ブクログ

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