カオスの自然学 水・大気・音・生命・言語から

テオドールシュベンク(著者), 赤井敏夫(訳者)

• 販売会社／発売会社: 工作舎
• 発売年月日: 2005/03/10
• JAN: 9784875023845

商品レビュー

2013/08/03

西ドイツの黒い森地方のヘリシュードで流体の研究をする著者は、ルドルフ・シュタイナーの研究者としても知られる。水をひとつの生命体としてとらえることによって、水の未知の性質を把握する一方で、流体の研究を通じて現代文明の歪みを指摘する。

2012/03/02

象徴としての水という存在。万物に宿る目に見えないものの化身というイメージが、泡のように浮かんでは消えて行く。それは、夢の世界を流れる風のよう。水はすべてを包み込む。それは安らぎの流れ。

この本を読んで、水というイメージが優しさに包まれた。

2010/08/27

目次
1 祖型的運動
2 自然の感覚器官
3 天界の使者
4 水と大地の対立
5 人体の流動形態
6 流動する叡知
7 流体の霊性
8 水と大気
9 気圏の中の水
10 大気
11 宇宙の創造的言語

出版社/著者からの内容紹介
水や大気が生み出すさまざまな形態には、生命の誕生、群体のオーガニズム、言語の発生などの謎を解く鍵が秘められている。180余点の図版・写真による流れの万華鏡を収録。
内容（「BOOK」データベースより）
流体の作り出すさまざまな形態を通じて、水と大気の遊星である地球の上に誕生した生命現象の本質に迫る。生命の起源から言語の発生まで、自然界の神秘を鮮やかに描写。ノヴァーリス、ゲーテら、ドイツロマン派の伝統を継ぐ、イマジネーションに富んだ自然学の快著。
内容（「MARC」データベースより）
流体の作り出す様々な形態を通じて、水と大気の遊星である地球の上に誕生した生命現象の本質に迫る。生命の起源から言語の発生まで、自然界の神秘を鮮やかに描写。ドイツロマン派の伝統を継ぐ自然学の快著。86年刊の新装版。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
シュベンク,テオドール
西ドイツの黒い森(Schuwarz Wald)地方のヘリシュードで、流体の研究室を運営する流体力学者。ルドルフ・シュタイナーの研究者としても知られる。水を一つの生命体としてとらえることによって、水の未知の性質を把握する一方で、流体の研究を通じて現代文明の歪みを指摘。1972年には、ストックホルムのシュタイナー・セミナーハウスに、イギリスの彫刻家ジョン・ウィクルスと協力して水の循環作用をテーマにした環境彫刻を製作・設置している

赤井 敏夫
1957年2月、京都に生まれる。関西学院大学文学部英文科卒。現在は大学で教鞭をとる傍ら、翻訳・執筆活動を続ける