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言語・情報・文化の英語支配 地域市民社会のコミュニケーションのあり方を模索する
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 明石書店 |
発売年月日 | 2005/03/31 |
JAN | 9784750320861 |
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言語・情報・文化の英語支配
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いわゆる英語支配論者の大家、津田幸男が編集した本だが、一応シンポジウムの成果物という形をとっているものの、ほとんど彼の単独書のようになっている。 彼の言っていることは非常に明確で、 アジアの中における「関係性の貧困」が言語によって生まれてくるとか、チョムスキーの「生成文法」(言...
いわゆる英語支配論者の大家、津田幸男が編集した本だが、一応シンポジウムの成果物という形をとっているものの、ほとんど彼の単独書のようになっている。 彼の言っていることは非常に明確で、 アジアの中における「関係性の貧困」が言語によって生まれてくるとか、チョムスキーの「生成文法」(言語は生まれた時から頭にインストールされているシステム)はネイティブスピーカー信仰を生む、とか、かつての京都学派のやっていた「近代の超克」という作業がいままた求められているとか、 いちいち納得するところは多い。 ただ、たとえば彼の講演に対して部分的に異議を唱えた論文に対し、この本の中で長々と反論文を書いていたり、すべての章のまとめを彼自身がまとめていたり、講演の中でも一方的に自分を尊大に語るところがあって、学者としてのスタイルがあんまり好きではない。 ちなみに英語支配に対抗する手段としての、二か国間条約の締結とか、翻訳・通訳の可能性、ということに対しては、私はちっとも同意しません。
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