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東京のローカル・コミュニティ ある町の物語一九〇〇-八〇
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東京のローカル・コミュニティ ある町の物語一九〇〇-八〇

玉野和志(著者)

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東京のローカル・コミュニティ ある町の物語一九〇〇-八〇

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京大学出版会
発売年月日 2005/03/30
JAN 9784130511223

東京のローカル・コミュニティ

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商品レビュー

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2008/11/17

何といっても読みやすい。講義での紹介でも、読みやすさにやはり評定のある本だとのこと(それゆえ、ディスカッションの難易度が高まるのだと続く)。もちろんただ読みやすいだけでなく、その内容ももちろん名作たる緻密さを誇っている。なんといっても、インタビュー調査とサーベイ調査のバランス感覚...

何といっても読みやすい。講義での紹介でも、読みやすさにやはり評定のある本だとのこと(それゆえ、ディスカッションの難易度が高まるのだと続く)。もちろんただ読みやすいだけでなく、その内容ももちろん名作たる緻密さを誇っている。なんといっても、インタビュー調査とサーベイ調査のバランス感覚がすごい。まずインタビュー調査から入るのだが、まずそこから一つの普遍性を見つけだす。そしてサーベイ調査によってそれを吟味し、さらに普遍性に対する正確な分析を行う。人々の生活の習慣からの考察もある。このようなことを結びつけるのに必要なのは調査者の想像力である。しかもそれは知識によって裏付けられたものでなくてはならない。さらに対象者からより有益な情報を取り出すことは、調査者の人間性にかかわってくる。それだけに、この研究を完成させた玉野和志という人間もまた、名作と(もしかしたら失礼な言い方かもしれないが)表現することができよう。 今回のディスカッションは本書の「調査は質的調査とサーベイの相互補完ではなく、有機的に行われた。」という記述についてのことが中心となった。「有機的」とは何か?ここに着眼したのは船橋ゼミの先輩(未だに名前が分からないのだが)。 この議論をする前に僕が「質的調査で出た結論を、量的調査によって裏付けるということを実践して見せたところに、この研究の魅力がある。」と言ったのだが、とりあえずそれは「相互補完的である。」ということになった。 先輩の見解では「質的調査と量的調査をつないだところにこの研究の魅力があるが、注目すべきはまさにそのつなぐ線のことであり、そこに有機的なことが隠されている。」という抽象的な提起に始まり、調査者と対象者の背景にあるものを読み取る(例えば調査者が対象から普遍性を読み取るには知識が必要であるということや。対象者ABといたとすれば、Aは何故BのことをCと思い、BはAのことをなぜDと思っていたのかを考え、それは日常知だとか複雑性だとか、ちょっと詳しいことは忘れた。だが要するに両者の間にある溝を読み取ることが有機的であるとしたかったのだと思う。)ことを通してそれを解いていこうとしたのだが、僕としては全然納得のいく回答ではなかった。結局それは先に述べた「相互補完的である」ということに言いかえることも可能だからである。何故ならば、その後でそのようなことを結局サーベイ調査などでさらに深める作業をするからだ。 講義でも言っていたとおり、議論は難航したといえる。なかなか議論をかみ合わせることができなかった。こういうところで伝える能力の未熟さが露わになるものだ。それにしても有機的とはなんだろうか?一つ思いついたのが、上記レビューにも書いた「研究を結びつける想像力」なのであるが、それだけでもまだかなり抽象的である。延長戦希望。 【追記】 量的調査も質的調査も欠かすことができないということが、「有機的」ということらしい。

Posted by ブクログ

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