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ヨーロッパ退屈日記 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2005/03/02 |
JAN | 9784101167312 |
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ヨーロッパ退屈日記
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商品レビュー
3.6
111件のお客様レビュー
この余りにも洒脱で、…
この余りにも洒脱で、軽妙なエッセイが、何と60年代に書かれていたんですよ!映画監督としての著者しか知らない人に、是非読んで欲しい1冊。
文庫OFF
「北京の55日」とい…
「北京の55日」といった映画の周辺話や、イラストレーターとしての伊丹十三を知ることができる。
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新潮文庫の100冊(2024)に入っていたので、読んでみました。 立ち読みしたら、文体が好みだったのです。 読み進めていくうちに、自分の無知さ加減を知ることに。 「あぁ、わたしは本物を知らなかったのだな」 カクテルにしてもファッションにしても。 いわゆる文化というものに対し...
新潮文庫の100冊(2024)に入っていたので、読んでみました。 立ち読みしたら、文体が好みだったのです。 読み進めていくうちに、自分の無知さ加減を知ることに。 「あぁ、わたしは本物を知らなかったのだな」 カクテルにしてもファッションにしても。 いわゆる文化というものに対して、知っていると思っていたものは「上っ面の部分」であって、基本となるものは全く知らなかった。 お恥ずかしい。 生きていると自分の経験が土台となり、それが軸となっていくと思うのです。そうすると、いかに本質に近い経験をするかで、軸の部分が変わってくるんですよね。 そんなことを考えながら読んでいたら、思いの外時間がかかりました。 伊丹十三の本物志向は今の時代でも通じるものがある。 本物だからこそ時代に左右されない、そんな気がしました。 こちらのエッセイで気になるフレーズがありましたので、ご紹介します。 ”要するに、お洒落、なんて力んでみても、所詮、人の作ったものを組み合わせて身につけてるにすぎない。 ならば、いっそまやかしの組み合わせはよしたほうがいい、正調を心懸けようではありませんか。” お洒落な人ほど正調で個性を出している気がします。 因みに、正調の反対も本では説いています。 ”正調の逆は何か。正調の逆は場違いです。” 様々な人を見ていて思うのは、目立つ人というのは正調であっても目立つ。その人の存在自体が目を引くのです。 何も自ら場違いな恰好、事をして目立とうとする必要はないのです。 悪目立ちはしたくないものですね。
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