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御家騒動 大名家を揺るがした権力闘争 中公新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社/ |
発売年月日 | 2005/03/25 |
JAN | 9784121017888 |
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御家騒動
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御家騒動
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商品レビュー
4
4件のお客様レビュー
書籍で取り上げられる…
書籍で取り上げられることも多く、歌舞伎の題材などにもなっている江戸時代の御家騒動。定説となっている「幕府に騒動が露見すると改易」という見方を、一次資料を丹念に考証することでバッサリと否定してみせる、眼から鱗の快作。一次資料を一つ一つチェックしていく手法は冗長と映るかもしれませんが...
書籍で取り上げられることも多く、歌舞伎の題材などにもなっている江戸時代の御家騒動。定説となっている「幕府に騒動が露見すると改易」という見方を、一次資料を丹念に考証することでバッサリと否定してみせる、眼から鱗の快作。一次資料を一つ一つチェックしていく手法は冗長と映るかもしれませんが、個人的には好感が持てます。大筋とは関係ないのですが、黒田官兵衛に取り立てられたと思っていた後藤又兵衛が実は長政の子飼いだったというところは本当に驚きました。
文庫OFF
主君はなぜ主君たり得るのか。それは主君としての器量があるからである、という戦国の論理から、主君は主君であるから主君なのである、という近世の論理への転換過程が、「御家騒動」の豊富な事例を通して描かれている。 主君に「器量」を求める条項が、武家諸法度から抹消されたことが示すように(...
主君はなぜ主君たり得るのか。それは主君としての器量があるからである、という戦国の論理から、主君は主君であるから主君なのである、という近世の論理への転換過程が、「御家騒動」の豊富な事例を通して描かれている。 主君に「器量」を求める条項が、武家諸法度から抹消されたことが示すように(34頁)、少なくとも近世中期以降は家筋を尊重する伝統化社会へ転換していったとする著者の指摘は非常に明快。 丸山眞男の「「である」ことと「する」こと」(『日本の思想』岩波新書)では、江戸時代は「である社会」、すなわち主君「である」から主君なのである、という社会として描かれているが、それが作り出されたものであることを、本書は教えてくれる。 丸山の言うように「である」→「する」への転換を近代化と定義してしまうと、戦国時代はバリバリ近代ってことになるんだよなぁ・・・
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御家騒動には、即 改易という幕府の懲罰的なイメージがあります。学校教育では、幕府が外様大名のお取り潰しに積極的に利用したと習いました。本書は、それが誤った固定観念であることを教えてくれます。目からうろこが落ちました。発見です。
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