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悪魔のような女たち ちくま文庫
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悪魔のような女たち ちくま文庫

ジュール・バルベー・ドールヴィイ(著者), 中条省平(訳者)

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悪魔のような女たち ちくま文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2005/03/10
JAN 9784480420664

悪魔のような女たち

¥1,375

商品レビュー

3.5

4件のお客様レビュー

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2010/05/28

娼婦となって敵討ちを…

娼婦となって敵討ちをする女性など、個性豊かな女性達を描いた短編集。「悪魔のよう」だとは、あまり思いませんでした。

文庫OFF

2016/11/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

19世紀フランスの作家だそうですが、もう一昔前の感じですね・・・ 昨日とは打って変わって、スレた読者にオススメします〜 一筋縄ではいかない貴婦人揃いですよ^^/ ■ 深紅のカーテン 下宿の娘と通じた下士官。 或る夜に逢瀬の最中に突然死されてしまい。 死体を担ぎ、両親の部屋を通って彼女を戻す根性もなし。 どうしたかというと・・・うわ、酷いわあ。 ■ドン・ジュアンの最も美しい恋 母親の愛人に恋した少女の思い込み。 でもこの話のフォーカスは愛人の昔話を聞く 1ダースの熟女達の牽制振りでしょう。 「もしシャーベットを食べることが罪悪であれば、 もっと甘美な味わいがあろうに」・・・だそうです ^^; ■罪のなかの幸福 豹の鼻面を黒手袋で打つ黒衣の女剣士の格好良さ・・・に 尽きませんのよ、この話は! 夫と愛人に毒殺されていく妻の屈辱まみれの貴族の矜持こそが 真骨頂! ■ホイスト勝負の札の裏側 偽善的で高潔ぶった特質を表す「オノラビリティ」って言葉。 ググっても見つかりませんがな・・・ 夜毎に木犀草を咥え、茎を噛み砕く女主人が その噎せ返る芳香で隠そうとしていたものは? ■無神論者の饗宴にて ノルマンディ人は自分の財産を「私の現実」と呼ぶそうです 。^^。 聖櫃を胸元に隠し、神に飢える人々に神を食べさせた女も、 子どもの干からびた心臓で互いの顔を殴りあう夫婦も タイガイですが、私の印象に残ったのは、 息子のいるときだけ吝嗇家でなくなる、疱瘡の後遺症で目は赤く、 内側に巻き込まれるようになった睫毛を切ったせいで眩む眼差しを 庇う仰け反りが高慢さをいや増す老メニルグラン。 ■ある女の復讐 若い公爵夫人は男を一目見て、予感した。 警告したのに夫は無視した。そして。 夫は妻の眼前で愛人の首を落とし、心臓をえぐる。 妻はそれを食わせろという・・・ ってのにさらに!枠がつくんですの、この話。ひええ。

Posted by ブクログ

2013/07/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「深紅のカーテン」アヌーク・エーメの映画を見たい。 「罪のなかの幸福」不倫の毒殺者オートクレールは確かに悪魔のような女だが、殺されるサヴィニー伯爵夫人の名誉意識(「あの男だけの問題ならば、この世のすべての死刑台に吊してやりましょう! あの男の心臓だって食べてみせましょう。」と言いながら、家名のために悪事を秘す)のほうが怖さでは上をいっている。 「ある女の復讐」プラトニックな恋人を夫に殺されたシエラ=レオネ公爵夫人の復讐=最下級の娼婦になって性病で野たれ死ぬことによって家名に泥を塗る、サヴィニー伯爵夫人と逆のようで同じことの表裏のような。

Posted by ブクログ

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