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我、拗ね者として生涯を閉ず

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2005/02/23 |
JAN | 9784062125932 |
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我、拗ね者として生涯を閉ず
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『不当逮捕』をはじめとした作品群で、ノンフィクションライターの草分けとして大きな足跡を残した本田靖春氏の自伝にして遺作。思想信条はともかくとして、著者のジャーナリストとしての姿勢に胸を打たれる。権力と戦うこと、弱者の側に立つということ、世の中に貢献しなければならんと信じること。「...
『不当逮捕』をはじめとした作品群で、ノンフィクションライターの草分けとして大きな足跡を残した本田靖春氏の自伝にして遺作。思想信条はともかくとして、著者のジャーナリストとしての姿勢に胸を打たれる。権力と戦うこと、弱者の側に立つということ、世の中に貢献しなければならんと信じること。「社会部が社会部であった時代」の最後にエースとして活躍し、腐っていく読売新聞に愛想を尽かしてやめることになっても、まだ心は「社会部記者」でありつづけた。その不器用さ、まっすぐさが、著者が多くの人から信頼を受け、愛された理由であろう。 月刊誌の連載をそのまま載っけてあるということで、多少冗長な部分や、整理し切れてない部分もある。しかし、糖尿病で両足を切断し右目を失明し、肝ガンを併発し……という病床で書かれたものとは思えない力がある文章だ。 連載あと1回を残し、著者は帰らぬ人となっている。その1回、書かれていれば現代の私たちへの最後の叱責となっていただろう。それを読めないのが残念だ。
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拗ね者としての著者の壮絶な人生と新聞社社会部記者の働きぶりが分かります。「お前たち、おれがバカに見えるだろう。それでいいんだ。親父なんてだいたい碌なもんじゃない。早く乗り越えてどんどん先に行けよ。親父がえらく見えているあいだ、お前たちはもっと碌でなしだからな」(P113)と子供に...
拗ね者としての著者の壮絶な人生と新聞社社会部記者の働きぶりが分かります。「お前たち、おれがバカに見えるだろう。それでいいんだ。親父なんてだいたい碌なもんじゃない。早く乗り越えてどんどん先に行けよ。親父がえらく見えているあいだ、お前たちはもっと碌でなしだからな」(P113)と子供にはなかなか言えないな。
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再読本。 ハードカバー580ページの大作。 そして著者最後の渾身の作品です。 おとなしくしていたり、長いものにまかれたりしていれば何も問題が起きない人生に、ほとんど拗ね者として向かっていた著者。 絶対的に弱者の視点を持ち続けてきてくれたことが、私は好きだ。 左翼的と捉えられるかも...
再読本。 ハードカバー580ページの大作。 そして著者最後の渾身の作品です。 おとなしくしていたり、長いものにまかれたりしていれば何も問題が起きない人生に、ほとんど拗ね者として向かっていた著者。 絶対的に弱者の視点を持ち続けてきてくれたことが、私は好きだ。 左翼的と捉えられるかも知れないが、本田さんの視点こそが保守ではないかと思う。 文春社長の田中健五氏と良好な関係をもちながらも、どうしても文春的思想とは決別しなければならないときっぱりと縁を断つ姿勢。 正力万歳の紙面・社内体制に公然と反対する姿勢など、社会人として筋の通った生き方に、仕事の部分でも見習う箇所があった。 もっともっとたくさんの人に読まれてほしい一冊。
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