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中村屋のボース インド独立運動と近代日本のアジア主義
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 白水社 |
| 発売年月日 | 2005/04/30 |
| JAN | 9784560027783 |

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中村屋のボース
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商品レビュー
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2005年に大佛次郎論壇賞とアジア・太平洋賞を受賞した話題作であり、中島岳志氏の出世作でもある。ずっと前から読もう読もうと思いつつ、後回しにしてきたが、このたびようやく読了した。 「アジア主義」は、日本では明治期に胚胎し、昭和戦前期にピークを迎え、戦後は日本帝国主義の負の側面を...
2005年に大佛次郎論壇賞とアジア・太平洋賞を受賞した話題作であり、中島岳志氏の出世作でもある。ずっと前から読もう読もうと思いつつ、後回しにしてきたが、このたびようやく読了した。 「アジア主義」は、日本では明治期に胚胎し、昭和戦前期にピークを迎え、戦後は日本帝国主義の負の側面を体現する思想として一種禁忌的に封印されてきたと言える。 「ただし、その論理が侵略戦争を補完する役割を果たしたからといって、すべてを否定してしまうことには大きな問題がある。かつて竹内好は、「『近代の超克』は事件としては過ぎ去っているが、思想としては過ぎ去っていない」と断言し、課題そのものを放棄してはならないと説いた。そして、「西洋的な優れた文化的価値を、より大規模に実現するために、西洋をもう一度東洋によって包み直す、逆に西洋自身をこちらから変革する、この文化的な巻き返し、あるいは価値の上の巻き返しによって普遍性を作り出す」ことこそが現代世界におけるアジア主義的課題であるとした。さらに、その思想的根拠としての「アジア」は、「実体としてある」のではなく、主体形成の過程としてありえると論じた上で、「方法としてのアジア」を追求すべきことを訴えた。」(pp.333~334) この鬼っ子的思想に深く切り込み、しかも「リベラル」としての立ち位置を見失っていない現代の論客は、中島岳志をおいてほかにいない。 帯の推薦文で小熊英二が書いているように、この本は「インドと日本をまたぐ「国際思想史」の研究書であると同時に、数奇な運命を歩んだ人物のヒューマン・ドキュメントとしても読める。」 新宿中村屋の商品である「インドカリー」のパッケージにも記載されるほど、ボースの名前は人々に知られるようになっている。 アジア主義が一般に流布する基盤ともなった政治結社の玄洋社や、その総帥である頭山満がどんな役割を果たしたかについても、この本から窺い知ることが出来る。 「彼ら(引用者注:頭山満や内田良平など)は心情的アジア主義者ではあったが、思想的アジア主義者ではなかった。高い精神力と行動力を獲得することこそが重要である彼らにとって、観念的で高尚な「思想」は、時として邪魔な存在であった。観念の世界に耽溺する一方で、精神的には弱く、具体的な行動を起こさない者こそ、彼らが「軟弱」として蔑んだ人間であった。」(p.129) 「心情」に流れない「思想」としてのアジア主義は可能か。これは21世紀の現代でも深く重い問いであろう。
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▼かなり以前に読んで、感想を書くのを失念していました。なのでほとんど細部は忘れているんですが。 ▼チャンドラー・ボースさんの伝記本ですね。中島岳志さんの本を一度読んでみたかったので。ボースさんについては、インド独立運動の志士、という10文字だけは知っていました。なんだか日本で匿...
▼かなり以前に読んで、感想を書くのを失念していました。なのでほとんど細部は忘れているんですが。 ▼チャンドラー・ボースさんの伝記本ですね。中島岳志さんの本を一度読んでみたかったので。ボースさんについては、インド独立運動の志士、という10文字だけは知っていました。なんだか日本で匿われ活動していた?という意味だと孫文と混同してしているような。 ▼つまり新宿の中村屋さんに匿われて、そこで家族になっちゃった。お嬢さんだかたれかだったかとご結婚されて所帯を持たれた。したがって中村屋にはインドカリーがある。インドカリーの件は主題ではありませんが。そのような経年事実がありながら、つまりはインド独立について、その植民地支配について、色々ふむふむがあり。そのあたりを鏡として日本を写した時に、浮かび上がるもの。そんな狙いが感じられ、実は大変面白かった。いい読書でした。 ▼日本は明治維新で、植民地にされることから免れたんです。日清日露にも勝利して、実はその段階でようやく「明治維新完成」とも言えると思っていますが。そして日本の人々は、清国やインドなどにも、「俺たちの真似をして、植民地から脱しよう!」というアジアとしての連帯を訴えたりもしてたんですが。 ▼ところが日露戦争後に、朝鮮を植民地にしてしまう。つまり加害者側に転向してしまう。これはインドから見たらどう見えるか。 ▼そもそもそれ以前に、日本の明治維新とはつまり、欧米に伍する軍艦を作ることだったんです。独立を維持できたら、それが出来たんですが。軍艦を持つことでアジアにおける利害代弁者になれますよ、という資格をもちえて、日英同盟が成る。もうこの段階で、英をはじめ列強のアジアアフリカ支配を糾弾できません。日本の近代とはなんともはや、搾取される側から脱した時に、自分の兄弟たちのことは見殺しにするのが必須条件だった。やれやれな運命です。 ▼ボースさんは文字通り七転八倒しますけれど、結果あまり効果的な独立運動は展開出来ない。この辺りの辛さは、丸谷才一「裏声で歌へ君が代」です。ボースさんの後半生は、日本とアジアのやれやれな運命の炙り絵のよう。そして読み終えてつまりはボースさんの亡くなるくだりで、思わず胸が熱くなりました。これは書き手の技術ですねえ。中島岳志さん、またご縁があったら是非読んでみたい作家さんになりました。
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大アジア主義をどうとらえるかは難しいよね。インドをどう考えるかもとても大きくて難しい。補助線としてとてもよくできている。
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