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“根源的獲得"の哲学 カント批判哲学への新視角
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京大学出版会/ |
発売年月日 | 2005/02/23 |
JAN | 9784130160230 |
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“根源的獲得"の哲学
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“根源的獲得"の哲学
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題名が示す通り、「根源的獲得」というカントがエーベルハルトとの論争で導入した言い回しを軸にして、批判哲学の全体像を再構成しようとする研究。この「根源的獲得」という言い回しによって、神に「植え付けられた」という意味でのア・プリオリ性理解をカントが徹底的に排除していることに改めて注意...
題名が示す通り、「根源的獲得」というカントがエーベルハルトとの論争で導入した言い回しを軸にして、批判哲学の全体像を再構成しようとする研究。この「根源的獲得」という言い回しによって、神に「植え付けられた」という意味でのア・プリオリ性理解をカントが徹底的に排除していることに改めて注意が向けられる。その点で、カントの言う「ア・プリオリ」や総合的判断と分析的判断の区別が、ヴォルフ哲学との対決のなかで生じてきたという歴史的経緯が明瞭に描き出されている。本論の大部分は「根源的獲得」という言い回しからの『純粋理性批判』で提出された理性の限界を画定させようとする試みが、優れて存在論的な性格を持つことを剔抉することにあてられている。しかし、「命法」と「概念」の異同をめぐる章、および判断の「主観的普遍妥当性」の権利根拠をめぐる章において、このような存在論的性格を帯びた『純粋理性批判』のプロジェクトが継続して遂行されていることも併せて解明されている。
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