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わたしは生きていける
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わたしは生きていける

メグローゾフ(著者), 小原亜美(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 理論社/
発売年月日 2005/04/01
JAN 9784652077597

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2022/08/03

ロンドンの空港に降り立ったデイジー(本名はエリザベス、でもそう呼ぶ者はいない)は、いとこのエドモンドに連れられてイギリスの片田舎の農場で同じくいとこの兄弟達と暮らすことになった。生活にはすぐに慣れた。ニューヨークにいる父と継母、これから産まれるその子どもよりもここに居る人達がずっ...

ロンドンの空港に降り立ったデイジー(本名はエリザベス、でもそう呼ぶ者はいない)は、いとこのエドモンドに連れられてイギリスの片田舎の農場で同じくいとこの兄弟達と暮らすことになった。生活にはすぐに慣れた。ニューヨークにいる父と継母、これから産まれるその子どもよりもここに居る人達がずっと家族のように思えた。亡くなった実母の姉妹であるペンおばさんは〈戦争の脅威〉について講演するため、忙しなくオスロへ旅立っていった。思えばこの瞬間に、私達は知らず知らずのうちに〈戦争〉という危うい世界へ滑り落ちていったのだと思う。 都会で傷付いた少女が農場の大自然で悠々と過ごし傷を癒していく、何の前情報もなく読み始めたのでそういう話かと思いました。要所要所、戦争という言葉が過ってはいたけれど、それでも主人公達が住む場所まではそれはやってこないだろう、とのほほんとした気持ちで読んでいました。 とんでもなかったです。じわじわと侵食は始まっていたけれど、突然、事態は一転し、それは幾度となく訪れました。けれど実際にこんな風に突然に裕福で幸せな日々は失われるだろうし、現実はきっともっとずっと酷いのだろうと思えました。 前半は、うーん、面白いのかコレ?と思いながらも先に始まる何かを予感して読み進める手を止められず、後半は食い入るように読みました。 今この瞬間にも、現実のこととしてこんな経験をしている少年少女がいるかと思うとやるせない気持ちになると共に、いつでもこれは自分の身にも降り掛かるであろうことだと思いました。いつ何時も戦争には反対です。

Posted by ブクログ

2018/11/23

最初は想像していた物語とは違っていたけれど, 読んでいくうちに奥が深いなと感じました。 ずっと気になっていた本だったので読むことができて嬉しかったです。戦争が平和な暮らしを壊してしまうこと,大切な人を奪ってしまうことが現代風に伝えられていると思いました。

Posted by ブクログ

2013/07/19

あたしの名前はエリザベス。でも皆デイジーって呼ぶ。 ニューヨークに住んでたけど、継母(こいつ魔女よ!)の作った食事なんて食べたくなかったし、べつに、なんであれ口に入れようとも思ってなくて、結局ガリガリに痩せ細った15歳の夏、4人のいとこたちと伯母の家で一緒に暮らすためにイギリスの...

あたしの名前はエリザベス。でも皆デイジーって呼ぶ。 ニューヨークに住んでたけど、継母(こいつ魔女よ!)の作った食事なんて食べたくなかったし、べつに、なんであれ口に入れようとも思ってなくて、結局ガリガリに痩せ細った15歳の夏、4人のいとこたちと伯母の家で一緒に暮らすためにイギリスの田舎町を訪れた。 あんな夏は初めてだった。家の正面には眩暈がするほど無数の白いバラが咲きみだれ、エドモントと恋に落ちて、あたしの周りには今までにないくらい命があふれて…。でも伯母が仕事でオスロへ出かけた翌日、ロンドンの大きな鉄道駅の真ん中で爆弾が破裂し、たくさんの人が死んで戦争が始まった。 伯母は帰国できなくなり、家には子供たちだけが残されたけど、どこかで戦争が続く夜でさえも、あたしたち5人だけの生活には手出しできなかった。 愛と情熱と畑仕事とスパイ活動からなる生活! でも、そんな時、ひとりの訪問者がやってきて…そして、あたしたちは引き裂かれた。 あなたが戦争を体験したことがなくて、自分にとって大切なものや、愛するものがことごとく失われていくのに慣れるまで、どのくらい時間がかかるんだろうと思ってるなら、教えてあげる。 時間なんて、いくらあっても足りないと。 「食べる」意思をもてなかったひ弱なデイジーが戦火のなかにもひと筋の希望を見出し、容赦ない現実を生き抜く強さに目覚めてゆく…苛烈で丁寧な描写が胸に迫る、メグ・ローゾフデビュー作。

Posted by ブクログ

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