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ねむり姫の謎 糸つむぎ部屋の性愛史 講談社現代新書
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ねむり姫の謎 糸つむぎ部屋の性愛史 講談社現代新書

浜本隆志(著者)

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ねむり姫の謎 糸つむぎ部屋の性愛史 講談社現代新書

定価 ¥726

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/
発売年月日 1999/07/20
JAN 9784061494626

ねむり姫の謎

¥220

商品レビュー

3.7

5件のお客様レビュー

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2019/08/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ねむり姫はなぜ糸巻棒に刺されて眠るのか、目を覚まして王子様と即恋に落ちて結婚するのはなぜか、という話。 面白かった。原型の話では眠姦に眠ったまま出産までしてるというぶっ飛んだ事実、暗喩、モチーフと言ってしまえばミもフタもないんだけど、糸つむぎ部屋という当時の習俗の下敷きがなければ理解されえないお話だった。そしてその繋がりゆえにグリム兄弟から徹底的に性の部分を排除されてしまうという。中世ヨーロッパ農村の恋愛と結婚事情、いろんなお下品な風習や歌が載ってて新鮮で楽しかった。

Posted by ブクログ

2012/01/11

「ねむり姫」を紐解きながら、ペローとグリムがどう民話を改変したかを解説。改変は当時の世相が色濃く反映されている。さらに、象徴的な「糸つむぎ」について、中世の村人たちの暮らしを見ながら実態を探る。こちらは歴史資料として読み応えがあった。 - - - - - ■ メモ ・ねむり姫...

「ねむり姫」を紐解きながら、ペローとグリムがどう民話を改変したかを解説。改変は当時の世相が色濃く反映されている。さらに、象徴的な「糸つむぎ」について、中世の村人たちの暮らしを見ながら実態を探る。こちらは歴史資料として読み応えがあった。 - - - - - ■ メモ ・ねむり姫のルーツは多岐にわたる。 『ペルセフォレ』『太陽と月とターリア』 民話想(http://suwa3.web.fc2.com/enkan/minwa/)にも類話が色々載っている。 ・ペローの改変:キリスト教的倫理観の反映 グリム兄弟の改変:カルヴァン派の禁欲主義、ブルジョアジーの夢の反映 ・糸つむぎについて: 女性の仕事で、かなり面倒なもの。 「糸つむぎ部屋」=仕事部屋。持ち回りで、夜娘たちに部屋を貸す。娘が集まるということで男性も集まってくる。教会の風紀取締り対象にもなったりする。既婚者はご遠慮ください! お酒を飲んでふざけあう、村人の息抜き・一種のお祭り(日常からの逸脱) - - - - - ■ 疑問点: 「とげ(つむ)が刺さる」=「性交の暗喩」だそうだが、素直には頷けない。深読みしすぎではないだろうか。 この本では「糸つむぎ部屋の性愛史」とこの比喩を結び付けている。つまり糸つむぎ部屋でのエロティックが身近だった村人達なら、この比喩にすぐピンとくるはずだ。 とすれば、例えば p192『農民版ねむり姫』を村娘に聞かせたとして、「つむが刺さって眠ってしまう」に差し掛かったら「やだもう、エッチなんだから!」なんて顔を赤らめる反応が返ってきてもおかしくないと思うのだが、どうもそういう気がしない。 当時の人からしても、「つむが刺さって眠ってしまう」を聞いて、それをセックスだと受け取る人は稀なのではないか? そりゃあたしかに、剣だの棒だの突き刺す物だったら、エロ眼鏡で見れば簡単に男性器と結びつく。鍵と鍵穴にしたってそうだ。 だから、話者が性的な意味を含めて「つむが刺さる」と語った場合もあるかもしれない。 が、その部分のテキスト自体にセックスの意味が含まれている、という解釈には首を傾げてしまう。 『太陽と月とターリア』でも、王がターリアの「愛の果実を味わう」のは眠った後だし、『ペルセフォレ』でも「愛の床を共にする」のは、女性が眠った後だ。 もっと言えば、これだけはっきり「セックスした」とわかる表現を使っているのに、なぜわざわざ同じテキストで「つむが刺さる」「トゲが刺さる」なんて、やったのかどうかわかりにくい比喩を使う必要があるんだろう。 共同体における糸つむぎ部屋の役割はとても勉強になったのだが、時にそこがエロティックな男女の出会いの場となるからといって、それとこの解釈が妥当かどうかは、また別じゃないかなあ。 また、 「性の場面を排除したのだが、そのモティーフの痕跡は残されている。注意深い読者はそれに気づくであろう。しかし大部分の人は、かぶされたヴェールのなかまで覗かずに、童話の夢のような表面の世界にとどまるのである。」 この部分は、「上のような比喩に気づかない人は本当の話を楽しめてない」と言われているようで、残念だった。 “本当に”楽しむために相応の知識が必要だとしたら、おとぎ話って一体誰のものなんだろう? 白雪姫の「雪の上に3滴血が落ちる」=「月経・妊娠・出産」という比喩。これについては、本当にそうかどうかはおいといて、素晴らしい詩的表現だと思う。

Posted by ブクログ

2011/04/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

糸つむぎは女性の仕事であり、糸巻き棒は女性のシンボルである。糸つむぎと性愛や結婚と深い関係がある。眠り姫の糸つむぎの場面もその延長線上にある。

Posted by ブクログ

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