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檸檬夫人
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檸檬夫人

団鬼六(著者)

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商品詳細

内容紹介 内容:檸檬夫人. 卑怯者. 老木の花. 勃起薬綺譚. 大切腹
販売会社/発売会社 新潮社/
発売年月日 1999/06/20
JAN 9784104178025

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2016/12/21
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元教師?の官能小説家による回顧録的短編小説及びエッセイ。 「檸檬夫人」(大学時代の教授夫人との体験談)、「卑怯者」(一線は越えていなかものの自分の女のように感じていた美形女性を寝取られた、との回想録)、「老木の花」(父を題材にした回想録)、「勃起薬綺譚」(初老を迎え、インポテンツになった自身と友人の足掻きと諦嘆を軸にした回想録)、「大切腹」(師匠筋の幕末期の祖先譚)。  主題たる教授夫人とのSEX譚より、同じ「檸檬夫人」で描かれる大学同級生(昭和25年当時の関学だからお嬢様)との初体験の方が何とも生々しい。  一方「卑怯者」という時代官能小説が生まれた経緯となった寝取られ譚。著者の「ぐぬぬ」感に失礼とは思ったが、笑いがこみあげてきた。  この嫉妬や憤怒という心的エネルギーが、彼の生き様を如実に示している感じ。  また「この子にしてこの父あり」と言いたくなるほど、著者の父の破天荒・波乱万丈な有り方は凄まじい。著者の御母堂も懐の深さも仰天(添い遂げたように読める)。

Posted by ブクログ

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