ほうすけのひよこ

谷川俊太郎(著者), 梶山俊夫

• 販売会社／発売会社: 解放出版社
• 発売年月日: 1999/11/01
• JAN: 9784759222180

商品レビュー

2024/05/09

村はずれの洞穴に住んでいるほうすけが、どこから来て､いつからいるのか誰も知らない｡嫁入りと葬式の時に､村にやって来て､誰も頼まないのに､歌を歌う｡村では時々､ちょっとしたものがなくなることがある｡村人たちは､ほうすけかな？と､笑っいたが､ある時、めんどりが一羽盗まれた｡〜何とも言えない展開になるのですが、こんなお話しを心に留めて、人は優しい人生を送れるのかもしれない｡

2009/04/01

ほうすけはむらのはずれのほら穴にひとりで住んでいます。
村の人とは、距離を置きながら、お互いに認め合いながら生活を送っています。
ところがあるききんの冬、事件がおきます。
ほうすけはその事件をきっかけに村からいなくなります。
村人のところにはほうすけの大切なひよこが・・
谷川俊太郎の美しい日本語の絵本ですが、差別やいじめについて考えさせられる作品です。

2006/12/14

n:とても大切な話です。差別･被差別、これは色んな問題を生み出しています。通り過ぎてはいけません。キチンと自分の中で消化しなくては、本当の大人とは言えないと思います。大人にこそ、読んで欲しいと思います。