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おばあさんになるなんて
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 晶文社/ |
発売年月日 | 1999/07/30 |
JAN | 9784794964021 |
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おばあさんになるなんて
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4件のお客様レビュー
2024.12.15市立図書館 75歳のときに出版され、これまでの人生についての聞き書きがメインで、まえがきとして「歳月の鏡」(『神沢利子コレクション V 空色のたまごは』より)、また「サクラ色のワンピース」「桜(『飛ぶ教室』95年ファイナル号初出)」「五つのクジラのストーリー」...
2024.12.15市立図書館 75歳のときに出版され、これまでの人生についての聞き書きがメインで、まえがきとして「歳月の鏡」(『神沢利子コレクション V 空色のたまごは』より)、また「サクラ色のワンピース」「桜(『飛ぶ教室』95年ファイナル号初出)」「五つのクジラのストーリー」という掌篇3作が章間にはさまっている。表紙と挿絵は佐野洋子。 このあと出された「同じうたをうたい続けて」はなかなか読み始められないまま返却になってしまったが、聞き書きのおかげでこちらはどんどん読めた。 羽仁夫妻の自由学園になじめず、文化学院のほうになじんだ感覚、文化学院時代の堀田善衛や田村隆一らとの交流、結婚の経緯など、興味深く読んだ。こどものときは自分がどう年をとっていくのかまるで想像がつかなかったけれど、いざ歳を重ねてみると鏡の向こうに母親の顔が見えたりするその感覚は私もいま感じ始めているところで、やっぱりそうなのだなあと思った。 自伝的作品を続けて読んでみて、1924年生の神沢利子と1926年生の松谷みよ子には、同時代の人という以上に病気や結婚生活の苦労(しかし姻族には恵まれる)などにさまざまな共通点があって、両者の人生と作品には深掘りの余地ありと思った。生まれてであったときにはすでに高名な作家でありおばあちゃんであった二人の若き日の素顔を知るのは不思議な感じだった。 神沢利子さんの生涯を通しての「くま」の存在感の大きさが印象的で、そのつもりでもう一度「くまの子ウーフ」や「くまのこまこちゃん」などの作品を読み返してみたい。 動物とも対等な感覚、樺太を原風景とした北方の自然や暮らし、動物や自然が憑依したように自分のなかの感覚が動き出したらそれを書く、書きながら自分のもやもやを探ってわかり、「書く」ということが感情のあらゆるはけ口になって、書くことのなかで救われてきたと言い切れるのはすごい。
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タイトルから、ほのぼのとしたおばあさんになった神沢利子さんを想像していたら、まあその通りだったのだけれど、そこに至るまでの道のりは、とてもほのぼのなんていう人生ではありませんでした。 病気がちで、貧乏で、子供がいても動くこともできすに寝ている自分。そこから「ちびっこカム」の物語が生まれていたこと。神沢さんがお母さんを理解できたのが最近だったこと。北方民族に惹かれるのはなぜなのか。神沢さんの心の内側がわかって、嬉しいけれど、ちょっと悲しくもある。のちに樺太や、ニヴフの人たちを訪ねていたこともわかって、救われたけれど。 聞き書きなので、口調がしのばれるし、ドキッとするような言葉が使われていたりして、著作とはちょっと違うニュアンスの神沢さんを垣間見ました。 これからも、月を見ながらコーヒーを飲む、自由で穏やかな日々を送られますよう、お祈りしています。
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おばあさんになるなんて という題が好きです。いつの間におばあさん?というそのかんじがリアルなんだろうなと。とても正直なお話。 あとあと、くじらの天窓 すてきな文章でした。
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