おばあさんになるなんて の商品レビュー
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タイトルから、ほのぼのとしたおばあさんになった神沢利子さんを想像していたら、まあその通りだったのだけれど、そこに至るまでの道のりは、とてもほのぼのなんていう人生ではありませんでした。 病気がちで、貧乏で、子供がいても動くこともできすに寝ている自分。そこから「ちびっこカム」の物語が生まれていたこと。神沢さんがお母さんを理解できたのが最近だったこと。北方民族に惹かれるのはなぜなのか。神沢さんの心の内側がわかって、嬉しいけれど、ちょっと悲しくもある。のちに樺太や、ニヴフの人たちを訪ねていたこともわかって、救われたけれど。 聞き書きなので、口調がしのばれるし、ドキッとするような言葉が使われていたりして、著作とはちょっと違うニュアンスの神沢さんを垣間見ました。 これからも、月を見ながらコーヒーを飲む、自由で穏やかな日々を送られますよう、お祈りしています。
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おばあさんになるなんて という題が好きです。いつの間におばあさん?というそのかんじがリアルなんだろうなと。とても正直なお話。 あとあと、くじらの天窓 すてきな文章でした。
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「おばあさんになるなんて」という題の「~なんて」の部分から、なんとなくマイナスのイメージを抱いていたが、なんてことはない。 おばあさんになるなんてなんてことなかったという趣旨のエッセー。 いろんな苦労をしながら、結婚、子育てをして、あふれてくるエネルギーをお話にしていった人の生き...
「おばあさんになるなんて」という題の「~なんて」の部分から、なんとなくマイナスのイメージを抱いていたが、なんてことはない。 おばあさんになるなんてなんてことなかったという趣旨のエッセー。 いろんな苦労をしながら、結婚、子育てをして、あふれてくるエネルギーをお話にしていった人の生き様。 若い頃には自分がおばあさんになるなんて想像も出来なかったけど、なってみると簡単だし、思ったより良かった。 私もおばあさんになる日を楽しみにしたい。
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