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航空業界のすべてがわかる本 激烈な自由競争時代に突入した業界地図 未来がわかる!伸びる会社・落ちる会社
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航空業界のすべてがわかる本 激烈な自由競争時代に突入した業界地図 未来がわかる!伸びる会社・落ちる会社

溝上幸伸(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ぱる出版/
発売年月日 1999/08/18
JAN 9784893867308

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2013/11/16

最近、JALの公的資金注入だの年金云々とニュースを聞いて、 そもそもどんな業界だったのか?何故破綻したのか?を確認するために読みました。 読後の結論は、高コスト体質のまま低価格競争に突入し、利権保守に走り改革が進まなかったから破綻した、という処です。 交通インフラの公共性から...

最近、JALの公的資金注入だの年金云々とニュースを聞いて、 そもそもどんな業界だったのか?何故破綻したのか?を確認するために読みました。 読後の結論は、高コスト体質のまま低価格競争に突入し、利権保守に走り改革が進まなかったから破綻した、という処です。 交通インフラの公共性から、地方便など不採算路線を継続する替りに行政からの補助金があり、またJAL、ANA、日本エアの大手3社独占となるよう規制強化されていた。 かくして競争の無い世界で高コスト体質のまま、40年近くそれを放置した怠慢経営、事業多角化による経営方針の失敗を取り戻せていないのが航空業界の実態です。 そして2000年の規制緩和。不採算路線を廃止できるようになる一方、エアドゥ、スカイマークとの低価格競争に突入。 しかし役員は利権を死守し改革が進まず、労働組合は賃金ダウンを認めず、高コスト体質は変わらなかった。 航空業界は総経費の20%が人件費で、JALの平均年収は1400万円だそうです。 中でも平均を押し上げているパイロットの平均年収はJALで2400万円。 1996の全産業の男平均年収は530万円です。 因みに労働集約型産業の百貨店の中でも人件費が高いと言われる三越の人件費が総経費の8.8%。メーカーの花王は0.48%だそうです。 航空業界では経営者と労働者が互いに責任を押し付け合い、コスト削減できなかったようです。その結果の公的資金注入。公共インフラだから潰すわけにいかないけども…。 はっきり言って、経営者は結果を出せなければ全員解雇、従業員は全員平均年収530万円まで給料ダウン、企業年金は全額差し押さえすべきでしょう。 充分生活できるはずです。 今まで充分給料貰ってるんだし、第一税金使って存続するんですから。 それでも今までどおりの高給と年金寄こせという方がいたら即刻辞めて転職されたら良いと思います。 ふぅ。もっと給料あがらねぇかなぁ。

Posted by ブクログ

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