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自決 森近衛師団長斬殺事件 光人社NF文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光人社/ |
発売年月日 | 1999/02/10 |
JAN | 9784769822226 |
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自決
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1945年8月15日未明、玉音放送の是非をめぐって起こった一部陸軍若手将校の決起と、そのなかで起こった森近衛師団長斬殺事件。斬ったのは数日後に自決した上原大尉だとされていたが、昭和40年代になって実は上原大尉はその場にいなかったという報道がなされた。当時上原大尉を区隊長として仰い...
1945年8月15日未明、玉音放送の是非をめぐって起こった一部陸軍若手将校の決起と、そのなかで起こった森近衛師団長斬殺事件。斬ったのは数日後に自決した上原大尉だとされていたが、昭和40年代になって実は上原大尉はその場にいなかったという報道がなされた。当時上原大尉を区隊長として仰いでいた著者は、数十年信じていたことの真実を知りたいと、長らく疎遠だった陸軍の人々にこつこつと連絡を取り始める。そうして誠意を頼りに多くの人の証言を集め、ついに真犯人とされながら戦後を過ごしている元少佐と対峙するというもの。『一死、大罪を謝す』も『日本の一番長い日』も読んだのですが、正直、上原大尉に印象は残していなかった。それがこうして丁寧にその人となりを追っていくと驚くほどいろんな事実や証言が出てくる。ことさらに扇情的な表現のない、こつこつとした調査ぶりと同じ文章にも好感が持てる。あくまでも、自分自身の疑念に整理をつけるといううえでの気持ちの変遷の描写も含め(また、『日本の一番長い日』等に登場する人々の戦後という意味でも)、読みやすくていい本でした。
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