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僧正殺人事件(3) 乱歩が選ぶ黄金時代ミステリーBEST10 集英社文庫乱歩が選ぶ黄金時代ミステリーbest103
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社/ |
発売年月日 | 1999/05/19 |
JAN | 9784087488319 |
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僧正殺人事件(3)
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商品レビュー
3.8
6件のお客様レビュー
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ヴァン・ダイン、なにか一言でもしゃべったか? ヴァンスの問いかけに答えてはいるけど、ここまで徹底的なのもすごいな。ほとんどないものとして書かれてないか? 助手ではない、記録者だ。登場人物一覧にすらいないもんよ。シリーズの途中作だからか、そもそも正確な名前すら分からなかったよ。 翻訳ものがものすごく苦手なので、読み終わるのに時間かかった。三日くらいかかった。 国内ミステリ、新本格を主に読んでるから、こう、なんだろう、いろいろと違和感は多いし、疑問も多い。最後の数学者の心理を推察するヴァンスの高説は必要だったのかしらとか。心理的な推察をここまで組み込むの、今の国内ミステリでやってたらちょっと鼻で笑っちゃうかもしれない。 最後のオチは結構好きです。アーネッソンが好きだったので、「えー……」と思いながら読み進めて、結局「やっぱりね」と。 だって、あれだけ「状況証拠しかない」みたいな感じで話が進んで、その証拠を考えたら、当てはまるの、教授とアーネッソンじゃんね。ヴァンスが事件初期からアーネッソンを容疑から外してた理由が数学者の心理状態?みたいな感じで、そこがやっぱりうーん、と首を捻らざるを得ない。 あと冒頭からすごく「凄惨な事件」って語られてるけど、殺されたの四人、事故死一人、未遂一人で、登場人物たちが嘆いているほどの事件には見えなかった。ずっとその違和感が付きまとってて、このひとたち大袈裟だなぁと思いながら読んでたわ。たぶん、この時代にはそうだったなろうなぁとは思うけど、まだ一人目の時点で「こいつぁややこしくなるぞ」みたいなこと言い出してて、ソースは? 状態。童謡見立てでも、一番の歌詞の見立てで事件が起こって、「もしかして二番に続くんじゃあ……」だったら分かるんだけどね。 個人的に一番どうよと思ったのはやっぱりラストだな。「万事うまくいったじゃないか」って言ってるけどさ。ヴァンス、お前……。いやそのどうよ、って思ったところが一番面白かったんだけどね。たまらなく好きですけどね。 抜粋。 アーネッソンさんのセリフより。 「すぐにお供えしてあげるよ、マデラン。ハンプティ・ダンプティは、きみが忘れずにいてくれたので、お礼を言うでしょう」 アーネッソン、超良い奴じゃん。
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