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マクリーンの川 集英社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 1999/05/19 |
JAN | 9784087603590 |
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マクリーンの川
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マクリーンの川
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商品レビュー
4
4件のお客様レビュー
映画の方が素晴らしすぎて、それには全然負ける。原文の英語がシンプルだからなのか、日本語が直訳すぎて意味が良くわからないところが多いし、オリジナルから感じるモンタナの空気感を伝える美しいリズムは一切ない。かといって意訳しすぎると原文のリズムを損ねるし、そのへんの翻訳の力量が問われる...
映画の方が素晴らしすぎて、それには全然負ける。原文の英語がシンプルだからなのか、日本語が直訳すぎて意味が良くわからないところが多いし、オリジナルから感じるモンタナの空気感を伝える美しいリズムは一切ない。かといって意訳しすぎると原文のリズムを損ねるし、そのへんの翻訳の力量が問われる作品だと思うが、残念ながらそれには応えられてない印象。ただ、オリジナルの作品としては素晴らしい。あと、映画の補完という意味では良い。映画川の下に岩がありそこに言葉があるという唐突なフレーズが結末のキーとして出てくるが、本編中にそれに関するエピソードもあって、映画で言わんとしていた意味がよくわかった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
映画リバーランズスルーイットを見たので、こちらも読んでみた。 本書タイトル、映画タイトル、どっちも今ひとつなのですが、うまく雰囲気を訳せないんでしょうね。 そのくらい、この中の川やフィッシングは独特なもので、モンタナの自然、家族、宗教と重なっている存在だった。 読み始めてすぐ、映画でのエピソードがだいたい出てしまうのに驚いた。 義兄の話が長くてイラっとするのは映画と同じ。 結末はやはり泣いてしまう。 ポールが兄や家族にすごく気を遣っていたこと、家族を彼なりに大事にしていたことを兄がわかっていたことに、胸が痛くなる。 母にとって、弟は、世界でただ一人の自分を抱きしめてくれる男だった、というくだり、父が何度も壊された手は右手だった?と尋ねるくだりも、失ったものの大きさが分かって苦しい。 釣りで使う手が無事かを気にしていたんだね。 ビューティフル、素晴らしい、というお父さんの言葉に弟の全てが残っているようで、余韻に浸った。 映画も非常にうまく作られていたと思う。 ポールは家族を愛していて、とても幸せだったと思うよ。
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映画、リバーランズスルーイットの原作。 映画は観た記憶があるが、ブラッドピットが出ていたということだけで、内容は全く覚えていなかった。 本の内容は、20代の男兄弟の関係、彼らと、厳格な父親との関係、モンタナ州という超田舎の川での釣りの描写が素晴らしい。 この本がアメリカでベストセ...
映画、リバーランズスルーイットの原作。 映画は観た記憶があるが、ブラッドピットが出ていたということだけで、内容は全く覚えていなかった。 本の内容は、20代の男兄弟の関係、彼らと、厳格な父親との関係、モンタナ州という超田舎の川での釣りの描写が素晴らしい。 この本がアメリカでベストセラーになったのは、アメリカ人(男性)の多くが、釣りを単なる趣味ではなく、自然の中で行う、生き物としての魚との神聖な駆け引きと考え、憧れているからではないかと思った。 フライフィッシングを行う時の所作が、非常に精密に書かれていて、目に浮かぶようだった。
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