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遠藤周作文学全集(第2巻) 長篇小説
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遠藤周作文学全集(第2巻) 長篇小説

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商品詳細

内容紹介 内容:留学. 沈黙
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 1999/06/10
JAN 9784106407222

遠藤周作文学全集(第2巻)

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2013/04/28

留学 三部作だがそれぞれは独立。 共通点は単純に「留学」ということ。 遠藤自身の留学を想起させるような記述が続く。 通奏低音は疎外感。 それは留学に基づくのではなく、単純に他者に対する違和感。 それはボクにもあるだけに、読み進めていくにつれて胸が痛い。 「そういう奴っているんだ...

留学 三部作だがそれぞれは独立。 共通点は単純に「留学」ということ。 遠藤自身の留学を想起させるような記述が続く。 通奏低音は疎外感。 それは留学に基づくのではなく、単純に他者に対する違和感。 それはボクにもあるだけに、読み進めていくにつれて胸が痛い。 「そういう奴っているんだよね」 そういう奴・・・っていうのが、遠藤でありボクなのです。 そういう奴でない人間が「留学」を読んでもおもしろくもなんともないでしょう。 わかる者でなければわからない・・・・という心情を語っているのですから。 その「性格」が若き日の留学(他者との関わり)を痛いものにしている。 沈黙 30年ほど前に読んだ。 そして、かなり思想的に影響を受けた。 日本にはキリスト教を根付かせる土壌がない。 再読して思う。 それは・・・、遠藤が感じただけなのだ。 ボクの人生の大半を遠藤の偏見のまま歩んできたが、ここに来て、遠藤は正確ではないことを知る。 「沈黙」が「神の沈黙」のことではないと断っていることにも当時は気づいていなかった。 反省・・・・。

Posted by ブクログ

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