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デカメロン(下) 講談社文芸文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 1999/06/10 |
| JAN | 9784061976689 |

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商品レビュー
3
3件のお客様レビュー
こんなに面白かったなんて知らなかった。 小話があって、1話毎も長くないので 古典と身構えていたけど、杞憂でした。 内容が、機転をきかせて難を逃れた話とか、 救った話とか、あとはすこーしお下品な話もあったりするけど、直接的じゃなくて 読み手に任せるような感じでさすが文学だなぁと思...
こんなに面白かったなんて知らなかった。 小話があって、1話毎も長くないので 古典と身構えていたけど、杞憂でした。 内容が、機転をきかせて難を逃れた話とか、 救った話とか、あとはすこーしお下品な話もあったりするけど、直接的じゃなくて 読み手に任せるような感じでさすが文学だなぁと思った。喜びを分け合っていたのです、とか。 妻をロバにしてもらうようとする夫婦の話とか面白かった笑 妻が従順であることを賭ける男たちの話とか、 酷い話だな!って思いつつ、 まぁ昔の価値観だもんねと思っていたら、 次の話で、そんな男たちを一蹴する文章が出てきたり、、と驚いたこともたくさんあったな。 訳者の解説があり、ダンテの神曲がベースになってるストーリーもあるようで、 ダンテも読みたいな。 イタリアの地名もたくさん出てきたので、 それと一緒に調べられたらもっと面白いのかなと思ったり…。 初めての古典作品でしたが、十分楽しめた(*´꒳`*)
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ひょいと読み返したくなり捜したが、岩波文庫のは品切れ、講談社文芸文庫の略本で間に合わせた。 『デカメロン』またの名を『ガレオット公』は14世紀のイタリア文学。古典中の古典。 所はイタリアフィレンツェのペスト蔓延の死の影から逃れて、妙齢の貴婦人7人、騎士3人が田園領地につどい、...
ひょいと読み返したくなり捜したが、岩波文庫のは品切れ、講談社文芸文庫の略本で間に合わせた。 『デカメロン』またの名を『ガレオット公』は14世紀のイタリア文学。古典中の古典。 所はイタリアフィレンツェのペスト蔓延の死の影から逃れて、妙齢の貴婦人7人、騎士3人が田園領地につどい、10日間に1人一短編、1日十篇を語る、百物語。 百話もあるのだから多岐にわたっているのだが、機知に富んだ話し振りは軽妙かつ、色っぽく(エロっぽく)あたかも人生哲学を呈しているからおもしろい。 今にして思えば、エロと言ったって直接の言葉は使わずぼかしているので、なお想像力が増したのである。岩波のは挿絵があったので、よかったけど。 この講談社文芸文庫には略されているけれど、昔読んで強烈に覚えている話は、 ワインの大きな樽だかなんだかの不具合を、亭主にもぐらせて見てもらっているおかみさんが、覗き込んでいるその姿のまま、恋人になにをさせる…。当然息遣いも荒く、亭主もぐりながらも「???…どうした」そしておかみさんの答えが「…」。 もちろんこんなのばかりではなく、腐敗している聖教者を見てかえって信仰心がわくだとか、日本の「安寿と厨子王」みたいなのや、オカルトっぽいのもある。 百話のうちには、地理的にもヨーロッパ全土をかけめぐり話を集めているので、職業、階級、地域、14世紀ヨーロッパの世界がわかるのである。 特に話し手に貴婦人が7人もおり、女性崇拝の騎士が3人もいるので女性像が生き生きしているのがいい。ボッカチョも「あとがき」で女性よ頑張れとあかるく後押ししているみたいである。 ***** 私が10年前にイタリア旅行した時、フィレンツェの中央駅のそばにあった「聖女マリーア・ノヴェッラ教会」の壁をもっとよく見ておけばよかったとつくづく思う。そこがそもそも『デカメロン』の出発地点、終点であったのだと今回わかった。おぼろにしか覚えていないのが残念。
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5日8話目。この話が読みたくて、デカメロン読んだの忘れてた。 美術館でこの話を題材にした絵をみて、デカメロンおもしろそうと思ったんだ。でもどこの誰の絵か全く思い出せない。
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