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出雲国風土記 講談社学術文庫
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出雲国風土記 講談社学術文庫

荻原千鶴(訳者)

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出雲国風土記 講談社学術文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 1999/06/10
JAN 9784061593824

出雲国風土記

¥770

商品レビュー

3.5

3件のお客様レビュー

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2025/01/05

出雲国風土記は、和銅6年(713年)の詔を受けて編纂が始まり、天平5年(733年)に完成した地誌。現存する風土記の中で唯一、郡の記事が完本として伝わっており、古代出雲の地理、産業、信仰、そして人々の暮らしを知る上で第一級の史料とされている。 本風土記の特徴は、地名の由来を説明する...

出雲国風土記は、和銅6年(713年)の詔を受けて編纂が始まり、天平5年(733年)に完成した地誌。現存する風土記の中で唯一、郡の記事が完本として伝わっており、古代出雲の地理、産業、信仰、そして人々の暮らしを知る上で第一級の史料とされている。 本風土記の特徴は、地名の由来を説明する際に豊富な説話を織り交ぜている点。中でも冒頭に置かれた「国引き」の物語は、出雲の国土形成を壮大な神話として描き出している。八束水臣津野命(やつかみずおみつの)が、韓国や隠岐の土地を綱で引き寄せて出雲の国土を作り上げたという物語は、宍道湖や中海といった実際の地形と結びつけられ、地域に根差した独自の世界観を示している。 本文は意宇、出雲、神門、秋鹿、島根、楯縫、飯石、仁多の八郡について記述。各郡の条では、地理的な説明に加え、製塩や製鉄などの産業活動、神社の創建、さらには渡来人の活動まで、多岐にわたる情報が盛り込まれている。 古事記や日本書紀との関係では、同じ神話や伝承を扱いながらも、より地域に密着した視点で語られている点が特徴的。例えばスサノヲの物語は、中央の正史では高天原から追放された神の物語として描かれるが、出雲国風土記では須佐郡の地名起源と結びつけられ、より身近な存在として描かれている。

Posted by ブクログ

2016/10/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

難易度とてつもなく高し。 やっぱり昔の本だし、 うちの不得手な時代な本だし…仕方ない。 淡々と地名の解説がなされています。 どんな知名なのか、どんな場所なのか。 どうしてそのような名前になったのか… 非常に読むのはきつかったですが 水神思想との別離という観点での 解説が非常に面白かったです。 全力でサメを拒否しているところがね。

Posted by ブクログ

2006/05/18

趣味半分の教科書です。 出雲国風土記は他の風土記と比べて成立が特殊(説明できるほど覚えてないので割愛)なので、独特の雰囲気があります。大きな要因は出雲にしか出てこない神がいたりすること。物語として読むのも、出雲人の地理感覚を知るために読むのにもいい。

Posted by ブクログ

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