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分数ができない大学生 21世紀の日本が危ない

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東洋経済新報社/ |
発売年月日 | 1999/06/17 |
JAN | 9784492221730 |


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分数ができない大学生
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商品レビュー
3.8
4件のお客様レビュー
日本の教育界に一大センセーションを巻き起こした本。 教職の授業をとり始めた頃(2年前)に読んだ。 タイトルをはじめて見たときは「そんなわけないやん!」と思ったものだけど、著者たちの調査では、私立のトップ大学の文系学生のうち約2割は小学校レベルの計算ができないらしい。 この...
日本の教育界に一大センセーションを巻き起こした本。 教職の授業をとり始めた頃(2年前)に読んだ。 タイトルをはじめて見たときは「そんなわけないやん!」と思ったものだけど、著者たちの調査では、私立のトップ大学の文系学生のうち約2割は小学校レベルの計算ができないらしい。 この結果、「たった2割で、しかも文系やん」と甘く見てはいけないと思う。 数学は、論理的思考を身につけるために学ぶものであるということがよく言われる。 それはその通りなのだけど、「数学は人生に必要ない」と思っている人にとってこの答えがどれくらい意味があるのかはちょっとわからないな。 今の自分にできるベストな解答は、「別に数学ができなくてもいいけど、できたらちょっとカッコいいよね」ということ(たぶん何年かしたら違う考えも持っている気がする)。 この本の最後の章で、「人間の心の優しさみたいなものは知性なり教養なりで身につくわけです」とおっしゃっている先生がいて、僕はこの言葉がとても素敵だなあと思っている(教育学ではこのような考え方は「形式陶冶」と呼ばれる)。 田中くんが言っていたように、数学を受験で点を取るための道具と考えるのもありだと思う。 その道具を通じて、学ぶ楽しさやわかる喜び(つまりは感動)を得ることができるのなら。 「何のために数学を勉強するのか」、これは僕にとっての一生のテーマかなあ。
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タイトル買いしました。 日本の学生 の学力低下が言われて久しいですが、なかなか刺激的なタイトルですね。 帯には 「信じられないでしょうが 大学生の10人のうち2人は小学生の算数ができません」 などと書いてあるわけです。 さすがにそれはないやろ〜〜 と思い読んで見るわけですが、...
タイトル買いしました。 日本の学生 の学力低下が言われて久しいですが、なかなか刺激的なタイトルですね。 帯には 「信じられないでしょうが 大学生の10人のうち2人は小学生の算数ができません」 などと書いてあるわけです。 さすがにそれはないやろ〜〜 と思い読んで見るわけですが、実際にあることらしいんですね。 このタイトルをみますと、中身は大学生への学力調査か、アンケート調査か などと思うわけですが、内容としては大学教育への警鐘を鳴らすというシンプルなものです。 しかしそのシンプルな問題が、根が深くやっかいなわけです。 数学教育に関わっている先生方が ・大学教育の現状(昔とくらべてど うか現状を細かく分析) ・数学力の低下の原因はなにか(小中レベル・高校レベル・大学レベル・社会レベル) ・数学力の低下が何を招くのか こうしたことをテーマに様々に意見を述べます。 要約しますと、 ・昔は文系も理系も数学を必修化していた ・現在は文系では選択化し受験でも用いなくなり、著しく数学力が低下 ・理系でも選択化がおき、能力の低下がみられる ・数学ができないことで論理的思考力が養われない ・数学への挫折感から、多面的な興味が削がれる ・理科離れは現行の「暗記型」カリキュラムにある おおよそこのような内容です。 いろいろな先生が寄稿しておりますので、いろいろな意見があります。 中には「昔の学生は意欲的で我慢強くて」などと懐古ばかりしている先生、 「数学とはかくありき」「数学の本質をまるで理解していない」などと なんも建設的ではない話をする先生もおられます。 書中に「凶悪事件が起こってからその背景をもっともらしく説明する評論家の話には耳を傾けるものの、そのような事件が今後起こらないようにするためのさまざまな対策の話にはあまり興味を示さないようである」 という一文がありますが、これをまんま聞かせてあげたい気持ちにもなりました。 しかしやはり多くの教育者は、この現状への打開策を模索しているようです。 たいていの場合は、丁寧な授業設計と、時間確保ということになるのですが、 個人、あるいはクラスレベルでの対策では焼け石に水のようです。 まず、忘れてはならないのは、子どもたちというのは「社会の鏡」であることです。 子どもたちが数学離れを引き起こすのは、その土壌が必ずどこか社会にあるのです。 例えばそれは学校教育であり、家庭教育であり、カリキュラムであり、受験情勢でもあるわけです。 時勢によって、「数学嫌いの遺伝子が増える」などということはありません。 そこを忘れてやたら昔の学生を持ち上げて、今の学生を貶したのでは何も解決しません。 この本の中には、その原因を探るヒントがあります。 「答えだけが出せればそれでいいという、そうした教え方がいつのまにか学校での数学教育をも支配していた」 「数学という学問の性格を正しく捉えている者も少なからずいた(中略)そのほとんどが学校または予備校での特定の教師との出会いによって得られている。(中略)数学が心から好きで、熱意をもって教える教師の存在がいかに大事であるかを教えている」 「(中略)高校生はどうしてもわかりやすい情報を利用するわけで、「数学がなくても受験できる」などの情報のもつ影響は結構大きい」 「生徒の興味を引きそうな話題を一生懸命準備していっても、受験に直接関係がなさそうだと、とたんに教室がしらけてしまうそうである」 「受験の範囲に入っていないことは「知らなくてもよい」とされているようである」 子どもたちのまわりを取り囲む一大イベントの「受験」 どうもこれが子どもたちの学力を左右し、教育の意義をも左右するイベントになりそうです。 私個人としては、これから教員になる身として、 親身でいて、それでいて興味が湧き起こされる授業というものを理想としていますが、 それだけではこの問題への答えにならないのだと感じました。 もっと大きなスケールでのアクションが必要そうです。 「ゆとり教育」の改善がいままさに議論されていますが、 この中で述べられている形と比べると、やはりどうも的外れな施策も多いように見られます。 教育改革に関わる人、そして実際に教育現場にいる人に、なにかヒントを与えられる一冊だと感じました。
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私が深刻に考えていた「数学の力」についてかなり詳しく書かれた本。とくに私大文系大学生の数学力については興味深かった。 私の見解としては、私大文系でも数学の試験を課すべきだと考える。しかし、それは何も難問である必要はない。比較的平均点が高く得意な人とそうでない人の差があまりでない...
私が深刻に考えていた「数学の力」についてかなり詳しく書かれた本。とくに私大文系大学生の数学力については興味深かった。 私の見解としては、私大文系でも数学の試験を課すべきだと考える。しかし、それは何も難問である必要はない。比較的平均点が高く得意な人とそうでない人の差があまりでないもので良いと思う。だがここで注意しなければならないことは、公式暗記だけで通用するものは意味がないということ。それからこの試験は本試験とは別にセンター試験のような感じで行う必要があるということ。 詳しいこと知りたい人は直接私まで笑
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