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葦と百合 集英社文庫
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葦と百合 集英社文庫

奥泉光(著者)

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葦と百合 集英社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 1999/04/14
JAN 9784087470444

葦と百合

¥715

商品レビュー

3.5

6件のお客様レビュー

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2024/06/01

叙述トリックとはまた違う、虚実の入り混ざったミステリー作品。 途中から作者の筆がどんどんヒートアップしていき読者はほぼ置いていかれる展開だが、着想はかなり斬新で、読後は暖かなユーモアに包まれるという不思議な読後感を味わえる作品。単純に乗り切れない部分はあったが重厚で遊び心ある筆...

叙述トリックとはまた違う、虚実の入り混ざったミステリー作品。 途中から作者の筆がどんどんヒートアップしていき読者はほぼ置いていかれる展開だが、着想はかなり斬新で、読後は暖かなユーモアに包まれるという不思議な読後感を味わえる作品。単純に乗り切れない部分はあったが重厚で遊び心ある筆致で読まされてしまった。

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2019/03/03

コミューン運動に参加した友人とかつての恋人に会いに、鬼音(おんね)を訪れた医師の式根。彼らはどこに消えたのか。 虚構と現実が入り交じり、ミステリというよりは幻想小説かもしれない。が、後半に入って、いきなり展開が滅茶苦茶になり、理解できなかった(おそらく読み直しても理解できない。「...

コミューン運動に参加した友人とかつての恋人に会いに、鬼音(おんね)を訪れた医師の式根。彼らはどこに消えたのか。 虚構と現実が入り交じり、ミステリというよりは幻想小説かもしれない。が、後半に入って、いきなり展開が滅茶苦茶になり、理解できなかった(おそらく読み直しても理解できない。「ぼく」は誰なのか。)。作者は結末を決めないまま書いていたのではないかと思わされる。アンチ・ミステリとはこういうものをいうのか?

Posted by ブクログ

2018/01/03

奥泉光の『葦と百合』は、夢と現実、過去と現在が混じりあう不思議なミステリー作品。 奥泉光は明るいトーンで広大なスケールの物語を創作する場合も多いが、本作品『葦と百合』のようにじっとりした、夢と現実が混ざりあうような物語にも定評がある。作中に散見される山百合の描写は、ストーリーの...

奥泉光の『葦と百合』は、夢と現実、過去と現在が混じりあう不思議なミステリー作品。 奥泉光は明るいトーンで広大なスケールの物語を創作する場合も多いが、本作品『葦と百合』のようにじっとりした、夢と現実が混ざりあうような物語にも定評がある。作中に散見される山百合の描写は、ストーリーの展開と相まって、じっとりむせる様な匂いまで感じるようだ。そのような匂いたつ、じっとりした人々の関係性が、長年の時を経て変化していく。その結末まで続く夢と現実の交錯を、じっとり感にあえぎながら読み進めることで、奥泉光ワールドにどっぷりと浸かることができるのだ。 しかし、物語の展開そのものは、過去と現在が行ったり来たりして、効果を狙ったものとは思うが、一方で分かりにくい...分かりにくいところに真犯人の展開がだされても少々しらけ感がでてしまうのだが...

Posted by ブクログ

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