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親ができるのは「ほんの少しばかり」のこと 新潮文庫
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親ができるのは「ほんの少しばかり」のこと 新潮文庫

山田太一(著者)

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親ができるのは「ほんの少しばかり」のこと 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社/
発売年月日 1999/05/01
JAN 9784101018249

親ができるのは「ほんの少しばかり」のこと

¥330

商品レビュー

4.2

5件のお客様レビュー

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2024/05/05

子供についてこういう心持ちでいたいなという思いをぼんやりと持っていたけれど、それを言語化されたような感覚を持つところの多い、「合う」本だった。 平成7年の出版か。 娘が生まれた時から、保護するものとしての責任と、愛でる可愛さと共に、「いつかは離れる存在」を強く意識していた。思春...

子供についてこういう心持ちでいたいなという思いをぼんやりと持っていたけれど、それを言語化されたような感覚を持つところの多い、「合う」本だった。 平成7年の出版か。 娘が生まれた時から、保護するものとしての責任と、愛でる可愛さと共に、「いつかは離れる存在」を強く意識していた。思春期が来るんだから、みたいな戒めの気持ちみたいな。 思春期を前にして、この本の「心の暗闇に触れない」は、意識して心に留めようと思った。 俵万智の、好きな句が引用されていた。 「親は子を育ててきたというけれど勝手に赤い畑のトマト」 この子ってどんな人なんだろう、この子を発見していきたいと思ったあの日を忘れたくないな、と思う。 本文から引用を。 「そういう時、ブレーキになりたくないと願います。親に、そんな権利はないし責任もない。親のできることは、ほんの少しなのだ、と思います。」

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2018/03/27

山田太一 「 親ができるのはほんの少しばかりのこと 」 30年前の父親目線の子育てエッセイ。 著者の子育てのスタンスは タイトル通り、親の力の限界を知り、遠くから 子供を見守る というもの。子供と理解し合うまでの話し合ったり、子供の世界への積極関与したり ということは しない ...

山田太一 「 親ができるのはほんの少しばかりのこと 」 30年前の父親目線の子育てエッセイ。 著者の子育てのスタンスは タイトル通り、親の力の限界を知り、遠くから 子供を見守る というもの。子供と理解し合うまでの話し合ったり、子供の世界への積極関与したり ということは しない 犯罪を通して 現代を描くのをやめた 社会の歪みは 犯罪に現れるので 描きやすいが、犯罪を犯さない人の喜び、悲しみを描く 孔子「30にして立つ、40にして惑わず」達成目標を書いたのではなく、その年齢になると 知らぬ間に 手に入れる→年齢とは そういうもの

Posted by ブクログ

2013/03/22

小説家の著者による、子育て本。だが、著者は子育ての専門家ではないので、自分の親としての経験であるとか、意見であるとかが書かれている。 著者は1934年生まれということで自分の両親よりも上の世代に当たるけど、子育てにあたっての考え方なんかは割と自分と似通っている部分があって、深く共...

小説家の著者による、子育て本。だが、著者は子育ての専門家ではないので、自分の親としての経験であるとか、意見であるとかが書かれている。 著者は1934年生まれということで自分の両親よりも上の世代に当たるけど、子育てにあたっての考え方なんかは割と自分と似通っている部分があって、深く共感しながら読み進めることができた。 著者がこの中で「中庸」ということを何回か言うんだけど、それが自分の日ごろ考えていることと全く同じでびっくりした。つまり極端はいけない。だから中庸を目指すんだけど、たどり着いた先が本当に「中庸」なのかはわからない。誰もわからない。だからその中庸を目指すという過程の積み重ねが人間を成長させるというようなこと。 育児でも中庸が必要だと思うんだけど、自分を見つめてみると極端になっているような時もあるような気がするし、その辺のさじ加減が難しい。結局はそんなことで悩み、葛藤しているといつの間にか子供は大きくなっているのだと思う。

Posted by ブクログ

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