読書の心理学 読書で開く心の世界への扉

村田夏子(著者)

• 販売会社／発売会社: サイエンス社/
• 発売年月日: 1999/04/25
• JAN: 9784781909103

商品レビュー

2024/06/19

6/19(水)ｰ6/20(木)

190頁
現代の病理心理

目立って足りないものはないという状況からはストーリーが描けない

とかかれておりますが、
ストーリーは書けない？患者さんをネタかなんかと思ってるんでしょうか。
友人がいないということは思春期にとって悲しいことです。軽視しないでいただきたいと思いました
また何か足りないものなんかないからこそ漠然と不安で将来が不安にとらえてしまったことが自殺につながるのかなとも思います。

2012/09/07

博士論文をもとにした、と後書きにあるが、あにはからん。読書を豊かなものにするための実践知にあふれている。学問的良心は当然ながら、読書への情熱が感じられる一冊である。

・読書による疑似体験が感情を伴っていることは、他者理解という点でも重要。
・幼児期の読み書き能力は、性差や個人差があるが、小１の９月には性差も個人差もなくなる。
・支店の位置の重要性。泥棒視点、家の購入者視点では記憶が変わる。
・マンガが想像力を失わせるというのは当たっていない。（Ｐ１７４）
・読解とは、テキストに含まれるさまざまな情報と自分の知識とを使って、読み手が解釈を生成していく創造的な過程。テキストベースと状況モデル。（Ｐ１７７）
・欠如・補充枠組み